丸亀製麺はスタバを目指すのか?

 丸亀製麺の店内by courtesy of Takayuki Shimizu

 

先日、グルメシティ(ダイエー系スーパー)の冷凍食品売場を覗くと、見たことのあるロゴを見つけました。それは、丸亀製麺のロゴです。そう、丸亀製麺ブランドの冷凍食品が発売されているのです。

 

店頭で見つけたのは、冷凍うどん。さぬきうどんを売る丸亀製麺なら、当然の商品です。そこで、その他にも丸亀製麺ブランドの商品があるのでは、と思い、丸亀製麺のサイトを調べてみました。すると、

 

冷凍うどん

つゆ

ソース

 

が丸亀製麺ブランドで販売されているようです。サイトでは、もちろんネット通販も行われていました。

 

丸亀製麺の商品を見て思い出したのは、スターバックスです。スターバックスも、店舗でのカフェ事業から始まり、店舗での物販、そして卸売に発展しました。ウォールストリート・ジャーナルの記事を読む限り、スターバックスはスタバブランドの卸売にかなり力を入れている模様。そして、日本でも、多くのコンビニ・スーパーでスタバのコーヒーを見かけることができます。

 

スターバックスコーヒジャパン株式会社の卸売事業の売上は、店舗販売(飲食+物販)の50分の1にも満ちません。(2014年3月期第一四半期)売上規模は小さいですが、販売先を増やすことで、大きな初期投資も必要なく売上を稼ぐことができます。また、売上を増やすために、追加で従業員を募集・教育する必要もありません。店舗ビジネスとは全く異なるのです。

 

バラ色の卸売事業ですが、どんな外食ブランドでも参入できるわけではありません。知名度・ブランドイメージの高さが必要になります。この点、全国に多店舗展開し、おばちゃんが温かく迎えてくれるというイメージの持つ丸亀製麺は、自社の強みを活かしたことになります。

 

消費者の内食化が今後も進めば、スターバックスや丸亀製麺のように、自社ブランド商品の卸売事業に力を入れる外食ブランドが増えるかもしれません。

 

☆今日のまとめ☆

丸亀製麺が冷凍うどんやつゆなどの自社ブランド商品を卸売するのは、知名度・イメージの高さを活かしてのもの。

この点、スタバと同じである。

卸売事業は、店舗ビジネスとは違い、大きな初期投資や従業員の獲得・教育の必要がなく、比較的売上を稼ぎやすいメリットがある。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

丸亀製麺が好きな人なら、丸亀製麺ブランドの冷凍うどんを買うでしょう。

少しぐらい高くても。

一度食べ比べしてみたいですが。

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