ワインのソーシャルメディアが根付かない理由とは?
ワインビジネスについていろいろ調べていると、いろいろなサービスがすでに提供されていることを発見しました。
一番多いのが、ワインの口コミサイト。自分が飲んだワインの評価をサイトに記入するというもので、カカクコムのワイン版。ただ、どこもそれほど盛り上がっていない。私も登録だけはしたものの、ほとんど利用していないサービスばかり。その理由を自分に問いかけてみると、
◎ 評価が知りたい商品の情報がない。
◎ 自分が評価を書き込みたい商品が登録されていない。
◎ 自分で商品を登録するのが、面倒くさい。
など。つまり、サイト利用者に提供する情報があまりにも貧弱なのです。自分のログとして使おうとするにしても、商品名(ほとんどのワインの銘柄名はアルファベットで表示)をカタカナに訳して、さらにボディや辛さや濃さなどを選ぶ必要があります。そのためには、商品裏面を見なければならず、さらに商品裏面にそのような情報が載っていないボトルも存在します。ここまでハードルが高ければ、途中で挫折してしまいます。そこまでして、情報交換をしたい人はかなりのワイン愛好家。その母数はかなり限られ、更新がされず、サイトが寂れていくことになります。それならば、いっそこと自分のブログで自由に記録すればいいか、ということになるのでしょう。ワインの記録を綴ったブログが意外に多いことも、今回の調査の発見でした。
このように、ワイン口コミサイトが失敗するのは、
◎ ワインの種類の多さ
に起因するように思えます。先ほど例に出したカカクコムでは、家電メーカーと商品はある程度限られており、だからこそ口コミサイトとして成功しているでしょう。カカクコムをさらに分析すると、口コミや評価が多く、ユーザー同士の意見交換が活発な商品は限れていることがわかります。これからわかることは、トップブランドがある業界でこそ、カカクコムのようなサービスが成り立つということ。星の数ほどある種類があるワインには、トップブランドは存在しません。(イエローテールやコンチャイントロなどのブランドはありますが、ワイン愛好家の中では語られることは少ない。)
種類が多いワインの特殊性。このために、ワインの口コミサイトがなかなかうまくいかないのだと思います。銘柄に頼らないサービスにすることが、ワインの口コミサイト・コミュニケーションサイトがうまくいく秘訣のように思えます。(私は、今その方法について考えているところ。)
☆今日のまとめ☆
ワインは、その種類が星の数ほどあるという特殊なカテゴリー。
だから、銘柄ごとの評価を掲載した口コミサイトが盛り上がっていない。
☆12/9の目標 ☆
1 プライベートブログの更新 ◯
2 午前6時起床 ☓
3 毎朝、鏡の前で笑顔の練習 ☓
4 腕立て・腹筋を各30回 ◯
5 部屋・事務所などの掃除をする ☓
6 手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。〇
7 読書(書籍・雑誌)をする ◯
8 毎朝、ツイッターでつぶやく ×
☆今日のこぼれ話☆
誤解の無いように言っておきますが、私は口コミサイトを念頭に活動しているわけではありません。
サービスとしては、消費者のニーズを満たすものとして面白いのですが、その種類の多さゆえに初期投資が大きく、さらに収益化までに時間がかかるので、今の私の資本力では到底作ることはできません。
また、来年1月には、世界の名酒事典がiPhoneアプリをリリースするようで、そのサービス内で口コミ掲載などのコミュニケーション機能も提供するようです。
考えてみれば、酒類専門メディアがワインの銘柄情報を一番多く持っており、ワインの情報サービスを行う上では、大きな強みを持っていることになります。
そのうえで、ワイン情報サービスに新規に参入するには、銘柄に頼らない工夫が必要になります。
世界の名酒事典アプリは有料ですが、注目したいと思います。
それじゃ、私はどうやって収益を上げるのか?
今はそのモデルが決まってないですが、インポーターや卸・小売店・レストランに何かしらのサービスを提供したいと考えています。
ワインが持つ嗜好性の強さと銘柄の多さは、価格競争が起きにくい大きな強みです。
この強みを活かせば、消費者の満足度を上げるとともに、利益を大きくすることが可能になります。
この流れを起こし加速させる何かしらのサービスを提供したい。
条件は、小さな初期投資と一人から始められること。
ワイン関連メディアとの提携も一つの方法です。