ぐるなびがメルマガ配信を活発に行う理由とは?
最近Gメールのメールボックスを見て、感じることがあります。それは、
ぐるなびからのメールがとても多い
ということ。食べログがサービスを開始するまでは、ぐるなびには大変お世話になりました。会員登録もしたと思います。そう、会員登録をしたことすら忘れるほど、最近ぐるなびを使っていません。一方で、メールは頻繁にやって来ます。このギャップにすごく驚いています。
ただ、ぐるなびからのメールで、飲食店関連のメールはほとんどありません。ほぼ100%ぐるなびの通販サービスからのメール。セールに関するメールがほとんどです。ぐるなびと言えば、
ネット上のレストランガイド
というイメージだったのですが、メールだけを見ると、食品版楽天という感じです。
そこで、なぜぐるなびが通販サービスに力を入れるのかについて、考えてみました。その理由は、
- 消費者の内食志向・外食離れがより大きくなったから
- 飲食店の優勝劣敗が鮮明になったから
ではないでしょうか。
1については、次のように考えるとわかりやすいかと思います。
ぐるなびのレストランガイドサービス→掲載店への集客が仕事=外食関連事業
ぐるなびの通販サービス→掲載商品の販売が仕事=内食関連事業
ぐるなびのメールマガジンからわかることは、
ぐるなびが、その力点を外食関連事業から内食関連事業に移している
ということです。その背後にあるのが、
消費者の内食志向・外食離れ
だと推測できます。その結果、
掲載店の開拓がなかなか進まない→掲載店舗の増加が鈍化
したのではないでしょうか。一方で、通販市場はまだまだ伸びると推測されています。(日経新聞にそう書かれていたかと思います。)ならば、伸びが鈍化した外食関連事業から、成長が期待できる通販事業=内食関連事業に軸足を移してもおかしくありません。
2については、三ノ宮や梅田を歩いて感じることです。大手居酒屋チェーンは、お店の前で必至に客引きをしている一方で、人気の焼き鳥店には行列(またはウェイティング)ができています。そうなると、次のようなことが起こります。
人気店はわざわざお金を出してまで集客しなくなる→ぐるなびへの掲載をやめる、そもそもしない
不人気店はお金を出しても集客できない→ぐるなびへの掲載の費用対効果に不満を持ち、掲載をやめる
つまり、人気店も不人気店も、ぐるなびへの掲載を止めることになります。これでは、レストランガイドサービスは、商売上がったりです。だから、通販サービスに力を入れるのではないでしょうか。
このように、消費者ニーズの変化と飲食業界の競争激化により、ぐるなびは事業転換(言い過ぎか)を余儀なくされたのですが、そこは工夫を施しています。それは、
両サービスで使えるポイントを付与する
ということです。つまり、
通販で商品を購入する→ポイントを獲得する→ポイントでお食事券を購入する→ぐるなび掲載の飲食店へ集客できる
ぐるなび掲載の飲食店で食事をする→ポイントを獲得する→通販での購入に利用できる
ということが可能になります。これは、どこかのネット通販モールと同じ仕組みですね。ぐるなびは、外食・内食版の楽天を目指しているのかもしれません。
☆ 今日のまとめ☆
ぐるなびからのメールのほとんどは、通販サービスに関するメール。
ぐるなびが、レストランガイドサービスから通販サービスに軸足を移す理由は、消費者の内食志向・外食離れと、飲食店における優勝劣敗の鮮明化ではないか。
ただ、両方のサービスで付与・利用できるポイントを通じて、通販からレストランに、レストランから通販への送客ができるよう、工夫をしている。
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Tumblr本格的に始めました
☆ 今日のこぼれ話☆
3月末に近づくと、有効期限の切れるポイントに関するメールが多くなります。
今抱えているのは、ぐるなび・ホットペッパーのポイント。
そのまま捨ててもいいのですが、無視できないポイント数なので、なんとか使いたいですね。
もちろん、無駄遣いはしたくないので、できるだけキャッシュアウトしないように。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→◯