ネットスーパーでワインが売れない理由とは?

By Francois Schnell

 

スーパー各社だけでなく、楽天まで注目するネットスーパー。価格ではなく利便性で競争できる点、そして消費者の強いニーズが、力を入れる理由なのでしょう。チラシを毎日調査していると、量販型スーパーではなく、

 

生協

百貨店系列の高級スーパー

 

までもが、ネットスーパーに参入しているようです。今後、競争激化は必至。

 

ネットを利用することにより、スーパーは店舗が持つ制約を排除することができます。それはずばり、

 

空間

 

です。店舗は、実際の建物を利用するため、どうしても空間の制約を受けることになります。例えば、

 

来店客の目に付く特売コーナーは限られている。

定番棚も限られている。

POPを付けるスペースも限られている。

一日に実施できる試食販売件数も限られる。

 

など。空間という制約により、

 

販売機会の制約

 

が必ず起こります。

 

一方、ネットスーパーの場合、空間の制約はありません。ページ数はどれだけでも増やせます。販売商品数も販売したいだけ、増やすことができます。ネットスーパーで制約を受けるとすれば、

 

配達時間別の受注件数

 

ぐらい。ただ、これも人員を増やすことによって、ある程度増やすことは可能でしょう。

 

これだけ販売機会を増やせるのだから、スーパー各社にとってネットスーパーは“おいしい”販売手法なのですが、なかなか活かせていないようです。

 

どのていど活用できているかどうか、ワインというカテゴリーで調べてみました。ワインを選んだ理由は、

 

単価が高いので、消費者は商品選択に迷いが生じやすい。

値段と美味しさが比例しない。

好みによって好き嫌いははっきりわかれる。

 

という特徴を持っているからです。簡単に言えば、

 

どれを選んだらいいかわからない

 

という問題が、ワイン購入時には生じやすいのです。この問題を解決するためには、

 

商品の特徴・スペックをできるかぎり開示して、選びやすくする

 

ことが必要になります。そこで、大手ネットスーパーでのワインコーナーを調べてみました。

 

イトーヨーカドー→商品特徴あり、

イオン→商品特徴あり

ダイエー→簡単な商品特徴あり

サミットネットスーパー→比較的詳しい商品特徴、ボディ、ぶどう品種、原産国

関西スーパー(楽天内)→商品特徴あり

 

であり、選びやすい売り場を提供しているのは、サミットネットスーパーだけでした。

 

ワイン売り場では、

 

売り場全体の面積

銘柄の多さ

 

などにより、十分な商品特徴・スペックを伝えるのは難しいのが現状でしょう。ただ、これらの制約は、ネットスーパーにはありません。宅配してくれる利便性だけではなく、ネットスーパーの持つ特徴を活かせば、客単価を引き上げることは可能ではないでしょうか。

 

 

☆今日のまとめ☆

ネットスーパーでは、店舗が直面する空間の制約がない。

その強みを活かせば、商品選択に迷いやすいワインがもっと売れるかもしれない。

ただ、その強みを活用するネットスーパーは少ない。

 

 

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☆     今日のこぼれ話☆

昨日深江の焼肉やさんに久しぶりに行きました。

甲子園に行った帰りに、たまに行こうかと思うのですが、いつも満席。

だから、今日は予約を入れました。

とても個性的な(?)お店なのですが、あまりにも繁盛しているのか、二軒隣のお店に二号店をオープン。

綺麗なお店になって、さらに混みそうな予感です。

お肉は、相変わらずとてもおいしい。

このお店行ったら、他のお店に行く気がしなくなります。

 

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯

◎腕立て・腹筋30回→☓

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯

◎部屋や家の掃除をする→☓

◎営業日誌を付ける→☓

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