チラシ・店頭など肌身で感じた消費動向からわかることとは?【2012年6・7月版】

saleBy Gerard Stolk (vers le Santiago)

 

最近見たチラシ・店頭などで、特に記憶に残っているのを列挙すると、次のようになります。

 

1) ダイエーのチラシが、7月10日(火曜)というイレギュラーな曜日・日に折込み。しかも、二色刷り。

2) 大手ビールメーカー第三のビール350mlX24缶入りを400円未満で販売するお店を、複数発見。(神戸市東灘区・宝塚市)

3) コメ価格全般が上昇する中、コシヒカリ値下がり。(2012年7月11日日経朝刊の記事)

4) 国産活ウナギの卸値下落(2012年7月11日日経朝刊の記事)

5) サッポロのノンアルコールビール350mlが、99円で販売。(神戸市灘区)

6) 明治ブルガリアヨーグルト450gの特売価格が大きく下落。一方で、ファミリーマートでの販売中止。

 

これらからわかることは、

 

1) 消費者の節約志向・低価格志向が強くなっている。

2) 小売店・メーカーの売上が相当落ち込んでいる可能性あり。

 

ということで、ボーナスが配られた後には到底思われません。消費はかなり弱まっているのではないでしょうか。

 

7月第一週の週末に行ったルクアや阪急本店(梅田)はすごい人混みでしたが、お客さんの目的はクリアランスセール。値引きしたから集客数が増えたに過ぎません。実際、大手小売り各社の業績は芳しくない、もしくは悪化しているように感じます。

 

1) 無印良品の6月既存店売上高は、95.6%。5月の99.7%から大幅に悪化。

2) マクドナルド6月実績、既存店売上が3ヶ月連続前年割れ。

3) サイゼリアの6月既存店売上高、92.9%。5月の94.7%から悪化。

4) 国内ユニクロの6月既存店売上高、93.0%。5月の89.7%からは回復。

 

唯一ユニクロだけが、既存売上高のマイナストレンドから回復基調ですが、それでも2011年9月から始まった今期の中では、3番目に悪い数字です。

 

一方、

 

1)   JTBによる旅行動向調査では、夏休みに一泊以上旅行に出かける人は、調査を始めた2000年以降過去最高。

2)   外車の6月輸入台数は、前年同月比112.7%と好調。1月~6月累計でも124.0%。

 

とあるように、お金を使うところには使っているようです。欲しいモノ・したいコトには、節約志向はあまり働いていないように感じます。消費の二極化とも言えるかもしれません。

 

これらから、今現在の消費行動を推測してみました。

 

1)日常必要なモノは、できるだけ節約する。最低限のスペック(美味しさなど)をクリアすれば、グレードを下げることも厭わない。

2)全く同じ商品ならば、できるだけ価格の低いお店で買う。

3)趣味などでこだわるモノや欲しいモノ、人間関係を深めるコトには、優先してお金を使う。

 

商品を売るカギは、いかに3の部類に入るかではないでしょうか。消費者には、節約の財布とこだわりの財布という、2つの財布が存在しているようにも感じます。

 

☆     今日のまとめ☆

消費者の節約志向・低価格志向が強くなっている一方で、こだわりのモノ・欲しいモノ・人間関係を深めるコトには、優先してお金を使う。

販売を維持・伸ばすには、いかに後者の部類に入るかではないか。

 

 

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☆     今日のこぼれ話☆

この前目にしたのは、休憩中の社会人が忙しげに、自販機で缶コーヒーを買う光景。

彼は、特に迷うことなく、自販機で、決まった銘柄の缶コーヒーを買っていました。

そこには、節約志向は働いていないのでしょう。

「早く買える」「仕事を捗らせる」という付加価値にお金を払っている、と感じました。

最近、安いなぁと思ったのがこちら。

ポイントバックを考えると、5000円以下で買えることになります。

ただ、このハードでどれだけ作品が読めるかがこの価値を決めるので、まだ買う判断はできません。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→☓(とある事情により腕立ては中止しています)

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→☓

◎営業日誌を付ける→☓

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