グルメシティ・阪急オアシスからわかった値上げ対象になりやすい商品とは?
※「アメリカ経済事情」に関しては、サイト「ウォール・ストリート・ジャーナルから見た起業のヒント」にて更新しております。今後、ryotarotakao.comでの更新は行いません。
先日、新神戸駅近くにあるグルメシティで、商品価格を調べてきました。そこでの気付きは以下の通り。
1) コカ・コーラ・明治など、カテゴリートップメーカーの商品に値下げが集中。
2) 大容量商品を併売することで、客単価下落を防止。
3) 利益率の薄いビール類・牛乳類では、値下げはほとんどなし。
1については、トップブランドの商品を値下げしないと、来店客に価格の低さが伝わりません。よって、仕方ないところ。ただ、清涼飲料水ではコカ・コーラ、乳製品では明治、それそれの商品ばかりが値下げ対象に。少しかわいそうな気がしないでもありません。(売上数量は伸びるでしょうが)
2について、どの商品かは忘れましたが、単に値下げするのではなく、大容量商品を値下げしたり、レギュラー品を値下げする一方で、よりお得な大容量品を導入していました。値下げによる客単価の下落を防ぐためでしょう。メーカー側も、大容量品が増えることで、値下げにより利益率は低下するものの、売上は伸ばすことができます。
3については、もう仕方ないということでしょう。ビール類をこれ以上下げれば、赤字ということだと思います。それでは、売る意味がありません。牛乳類は、原乳が値上がり傾向にあるので、値下げなんてできるわけがありません。実際、牛乳類で値下げされているのは、明治おいしい牛乳の500mlパックだけ。一般的に小容量商品は、単価は低いものの、利益率は高い。おいしい牛乳は、値下げすることにより、その比較的高い利益を吐き出していることになります。
売場全体を見て感じたことは、
利益率の高い商品が値下げ対象になっている
ということです。例えば、明治ブルガリアヨーグルト450g。この商品は、最近特売されることが多いのですが、明治にとっては、ドル箱商品なのでしょう。なんせ、タンクで作ったヨーグルトを450gのカップに詰めるだけだから。小容量カップの4個セットと総重量が同じだとしても、小容量カップの場合は4回詰めなくてはいけません。一方、450gはワンプッシュで完了。この製造コストの違いが、利益率に跳ね返っているのでしょう。ディチェコにしても同じ。(先日の記事で取り上げました。)
そんな予測をしつつ、御影の阪急オアシスを覗いてみると、ハマヤコーヒーのレギュラーコーヒーが格安で販売されていました。多分、850gが700円ほどだったかと思います。通常、レギュラーコーヒーの価格は、100g100円以上します。グレードの低いレギュラーコーヒーでも、100g100円以下の商品はほとんど見当たりません。(コーヒー値上げ後)そう考えると、ハマヤコーヒーのレギュラーコーヒーは破格値。レギュラーコーヒーも、利益率の高い商品だと思います。理由は、明治ブルガリアヨーグルト450gと同じ。焙煎して、挽いて、詰めるだけだから。
このように考えると、トップブランド商品だけでなく、高利益率商品も値下げ対象になっていることがわかります。少々値下げしても、利益が取れるからでしょう。ただ、値下げしたからといって、それだけ数量が増える確証はありません。明治ブルガリアヨーグルトみたいに、トップブランドかつ利益率の高い商品ならいいですが、そんな商品は本当に稀。結局、値下げしてもさほど売上は伸びず、利益額・利益率が大幅に下がってしまうのではないかと、危惧します。
☆今日のまとめ☆
トップブランド商品だけでなく、高利益率商品も値下げ対象になる傾向がある。
ただ、値下げしても売上数量が伸びる確証はなく、利益が毀損されるだけで終わる懸念もあり。
☆What to EAT Yesterday☆
最近、毎日納豆食べてます。
お通じが悪いから。
それにしても、安くなりましたね。
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☆ 今日のこぼれ話☆
内容は、営業損益が赤字に転落。
ただ、第一四半期も赤字だったんですね。
値下げの(悪)影響は、第三四半期以降にかなり大きく出ると思いますよ。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→☓
◎毎日情報を発信する→○
◎毎日仕事以外の人に話し掛ける→☓
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓