女性雇用者増で変わるスーパー・コンビニの立地・売場構成とは?

働く女性By kaurjmeb

 

もう一つのブログで、女性の賃金増・雇用者増について取り上げました。女性雇用者増が、食品販売に及ぼす影響について考えたいと思います。

 

一日24時間は、働く人でも働かない人でも学生でも同じ。よって、働く時間が増えれば、自由に使える時間(可処分時間)が減ることになります。つまり、働く女性の増加は、可処分時間の減った女性が増えたことになります。

 

可処分時間が減れば、時間の価値は高まります。これまでのように、買う気もないのに買い物に出かける人は、めっきり減るでしょう。だから、仕事帰りに買い物する人が増えたのだと思います。つまり、何かのついでの買い物が増えることになります。

 

これが食品販売に起これば、わざわざスーパーに行くことが少なくなるかもしれません。仕事帰りに駅近のスーパーを利用する方が、断然便利だからです。さらに、24時間開いている、自宅近くのコンビニを利用するかもしれません。スーパーやコンビニなど食品を販売する店舗は、これまで以上の立地が重要になるのではないでしょうか。

 

また、店内での買い物スタイルも時間優先に変わるかもしれません。店内を隈なく廻るのではなく、必要なものが売っている売場だけに行けば、時間は大きく節約できます。従来の、野菜売場から始まって日配・精肉・鮮魚・惣菜売場に続く動線が、机上の空論になるかもしれません。時短ニーズの強い人が行く可能性の高い売場と言えば、惣菜売場。その結果、惣菜売場近くにある商品は、購入される確率が高まります。惣菜売場が食品小売店の中心になり、惣菜売場近くの“一等地”を奪い合う戦いが起こるかもしれません。

 

さらに、実店舗に行く時間そのものを節約したいと考える人が、増えることも十分考えられます。そんな人の心を掴むのが、ネットスーパー。ネットスーパーの変化予測については、次回に述べようかと思います。

 

☆     今日のまとめ☆

働く女性が増えれば、可処分時間が少なくなった女性が増えることになる。

仕事帰りなど、ついでに食料品を購入する人が増えるので、立地がこれまで以上に重要になるだろう。

また、店内での買い物も早く済ませたいと思うはず。買う確率の高い惣菜売場が、商品を販売する一等地に変わるかもしれない。

 

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☆     今日のこぼれ話☆

駅近のスーパーは、できるだけ見るようにしていますが、立地がいいだけに集客は大きいですね。

また、高くても価値のあるものが比較的売れているように感じます。

 

☆経営コンサルタント 石原明さんの言葉☆

「マーケティングとは、これら三種類のお客さんをそれぞれ見込み客からユーザーに、ユーザーから顧客に変えていく流れを自動的にやることをいうのです。だから、マーケティングの流れでは、最初の集客、次に見込み客フォロー、そして販売、最後の顧客化。」

『気絶するほど儲かる絶対法則 売れるしかけと勝てるしくみの作り方』より)

※ポッドキャストでいつもお世話になっています。この番組は本当に勉強になります。

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