USJのハリポタ新アトラクションは、売れる要素満載
Photo:Harry Potter By Joya Wu
USJのハリー・ポッターの新アトラクション人気が、凄まじいようです。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)が新アトラクション効果に沸いている。人気映画「ハリー・ポッター」をテーマにした新しいエリアを楽しむ旅行やホテルの予約の滑り出しは好調。オープン日となる7月15日から8月末までのUSJの入場券の予約は前年の10倍以上の水準という。(2014年6月14日付 日経新聞朝刊)
その人気の凄さは、
入場券予約が前年比約10倍
7月15日のエクスプレス・パスは既に売り切れ
提携ホテルに泊まる首都圏発のJTBプランは3.6倍(4-9月)
関西発のJTBプランは4倍以上(7-8月)
入場者は年間で200万人増加し1200万人に達する予定
の数字が物語っています。
ハリポタの新アトラクションを分析してみると、売れる要素が満載なのがわかります。
【ハリポタの新アトラクションの売れる要素】
[1]知名度の高さ(ヒット映画)
[2]希少性の高さ(世界で2ヶ所目)
[3]プレミアム品の提供(優先的に乗れるオプション)
[4]新規性(出来たばかり)
[5]体験・コト消費(テーマパークのアトラクション)
[6]購入しやすさ(提携ホテルでの宿泊プランで販売)
特に、3と6には注目。優先入場できるチケットがプレミアム品となり、客数のみならず客単価の引き上げにも寄与しています。人気テーマパークで懸念されるのは、その待ち時間。北斎展の2時間待ちなんて、ザラです。そこで、別途料金は掛かりますが、優先入場できるチケットがあれば、その懸念を払拭できます。プレミアム品があるからこそ、訪問を決めた人も多いのではないでしょうか。
また、宿泊プランを購入すれば、一箇所で往復の交通に宿泊、USJの入場まで手配できます。この購入のしやすさが、面倒なことを嫌う消費者に受け入れられたのではないでしょうか。旅行では当たり前のことですが、他の商材では、この購入のしやすさ・利便性は、売上を向上させるヒントになります。
USJは、何年か前に幼児向けのブースをオープンさせました。ハリポタの新アトラクションも、それと同様のものと思っていましたが、その人気ぶり・画像を見ると、規模が違うようです。ディズニーリゾートから相当顧客を奪うのではないでしょうか。
☆今日のまとめ☆
USJのハリポタ新アトラクションには、売れる要素が満載。
特に、優先入場ができるプレミアム品の存在と、セット商品による購入のしやすさは、売上増に大きく寄与したものと思われる。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
私は、多分行きませんね。
なんせ、ハリポタ見たことないですから。