ヤフープレミアム解約でわかった、会員制ビジネスの優位性
先日、ヤフープレミアムを解約しました。解約したきっかけは、クレジットカード明細を見て、毎月400円程負担していることを実感したからです。ヤフープレミアムの会員であることで、毎月何か得をしているわけではありません。スマホを使えば、コンビニやファストフードの無料クーポンがプレゼントされるのですが、何度か応募しているものの、毎回落選。ヤフーオークションにたまに出品しますが、年に5回もありません。毎月400円負担するにしては、少し高い。だから、解約したのです。
サイト上で解約手続きをしたところ、ヤフーの解約引き止め策の凄まじさはものすごいものであることを発見しました。当たり前ですが、クリック一つで解約できません。何ページかに渡って、ヤフープレミアムの会員特典がいかに凄いかのプレゼンテーションがあるのです。しかも、脅し付きで。辞めれば、サービス内容が縮小されますとか、割引価格の適用が無くなりますなど、これでもかと言わんばかりに引き止めるのです。脅しに近い。私自身としては、改めてヤフープレミアムの特典を使っていないことを実感し、納得して解約できましたが。
この解約プロセスを通じて、諦める人は多数いることでしょう。その結果、企業のヤフーは、ヤフープレミアムの会費だけで多額の売上を長期間獲得し続けることができるのです。そのための費用は、ほぼゼロ。(限界費用がほぼゼロだから。)だからこそ、ヤフーの長期に渡って営業利益率は高いのです。
ヤフーに取っては、ヤフープレミアムの会費はドル箱そのもの。だからこそ、脅してまでも、解約を思いとどまらせるのです。それだけ、会費収入は企業にとって大きな収益源なのです。
同様のビジネスモデルを用いるのは、セコム。セコムも会員制ビジネスであり、一度入会すれば、犯罪が不安になりなかなか解約できません。ヤフーほどの脅しはないと思いますが、セコムの場合はサービス内容そのものが、止めることが脅しになるという特徴を持ちます。だから、コンスタントに毎期増収増益を記録しているのでしょう。(直近四半期の売上はほぼ横ばいでしたが、会員は増えているようです)
もちろん、うまく行けばこんな美味しいビジネスモデルだけに、会員募集にはコストが掛かります。しかし、表立った会員制を敷かずとも、会員制に近い要素を組み込むことにより、収益が安定的に拡大するのではないでしょうか。
考えてみれば、ラッキーピエロのロイヤリティプログラム「ラッキーピエロプログラム」は、会員制ビジネスに近いものがありますね。最上位のスーパースター団員になれば、ついつい利用したくなりますから。
☆今日のまとめ☆
ヤフープレミアムには、解約しにくい仕組みが組み込まれている。
だから、ヤフープレミアムの会費収入が安定し、ヤフーの高収益を支えているのだろう。
同様のことが、セコムにも言える。
表立って会員制を導入しにくくとも、それに似た仕組みを組み込めれば、収益が安定的に拡大しやすくなるのではないか。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
確か、コストコの利益の大半は、会費収入だそうですよ。
会費は先払いなので、企業にとっては商品提供の前にキャッシュを手にすることができます。
これを運転資金や投資に活用できれば、そこから新たな収益が得られます。
だからこそ、小売店・飲食店はプリペイドカードをこぞって採用しているんでしょうね。