食品はどこで買う?

7月22日日本食糧新聞より。
コスモス薬品の5月期の食品売上が6割を超えたようです。もともと食品の多いドラッグストアですが、6割を超えるのは初めてとのこと。
食品を買うところ=スーパーという時代は、もう既に終わっているのかもしれません。
もっと言えば、食品をカジュアルに贈る人が増えれば、食品は買うものから貰うものに変わるかもしれません。
ふるさと納税がその最たるものでしょうか。ふるさと納税を活用するようになって、米を買うことがほとんど無くなりました。
寄付の返礼品として米をいただき、今ではふるさと納税の米なくては、毎朝の食事が成り立たないまでなったと言っても過言ではありません。

ならば、食品主体のスーパーはもう古いというとそうではない。その上にあったデパ地下の楽しさ・品質の高さをスーパーで成り立たせれば、ハレの食事を提供できる。ドラッグに侵食された分、今度はデパ地下を侵食するということでしょうか。
また、物価上昇は、どうも政府の方針らしいので、今後も値上げは普通に起こるというのが可能性の高い予測ではないでしょうか。最低賃金が過去最大の50円上がることも、ほぼ確実ならば、この賃金上昇分は、価格転嫁しないと企業はひねり出せない。賃上げ=物価高という構図になります。
卸店も、どこも「価値」強調・「価値」追求の方針のよう。価格訴求だけでは、物価高の時代には収益を拡大できないからですね。

ちなみに、乾麺は価格改定を何度かしても、まだまだ相対的に割安なため、売れ行きは好調の模様。しかし、割安だけで物価高必至の日本で売れ続けるかと言えば、ノー。乾麺業界にも、「価値」を高める努力が求められているのですが、どのような「価値」が消費者に刺さるのかは、まだどこも模索状態。
そして、当社もまだ・・・

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