business brainstorm 2004


ここ2年間、いろんな商売を研究してきたのですが、結局最後に行き付いたことは、

◎差別化しすぎると、失敗する確率が高まる

ということです。


例えば、これまで誰も考えなかったサービスを提供するとしましょう。一人の消費者として考えた場合、とてもおもしろそうなサービスです。だから、一瞬「これは商売にしたら面白いのでは?」と思うのですが、次に

◎誰がお金を支払うのか?

という問題にぶち当たります。インターネットに親しむようになると、サービスを受ける側に課金するという思考が働かなくなります。となると、そのサービスを受けるユーザーをターゲットとする企業への課金を考えます。その最たる例が、広告です。しかし、企業が提供する商品の販売に効果がないと、企業はお金を支払いません。まだ誰も始めたことのないサービスだから、効果があるかどうかはわからない。ここで思考がストップしてしまいます。


思い切って先行投資するという手もあります。ただ、その場合、販売効果が出るまでは収入がゼロになります。(実際は、維持費分が持ち出しになります。)この収入がゼロ(いやマイナス)の期間が長引けば長引くほど、キャッシュが流出し続け、企業の体力が損なわれます。企業の体力がゼロになる前に、企業からの収入が発生しなければ、ジエンド。そこで、そのサービスは停止になり、サービスを営む企業は倒産を迎えます。


このように、これまでになかった差別化をしすぎた商売を行うことは、とてもリスクの高いことです。これだけは避けたいと、考えるようになりました。では、何をすればいいのか?それは、

◎わかりやすい商売であるが、今ある商売に少しひねりを加えたもの

です。


例えば、

◎今ある商品を〇〇専門にする。

先日の記事に書いたように、団塊の世代専門にしてもいいし、20代の独身サラリーマン専門にしてもいい。ある地域にその商品を扱う商売がなければ、その地域専門にしてもいいでしょう。


また、

◎ワンストップで商品を提供する

のも一つの方法です。この一番いい例が、八百屋・魚屋・肉屋・グロッサリーショップを一つにまとめたスーパー。(ただ、これからスーパーのような総合食品小売業に参入するのは、大きな資本が必要。)ワンストップというと、「総合」というイメージがあるので弱者には難しいように思えますが、ベネフィットを絞ったワンストップサービスを行えば、新規参入企業にも勝ち目があると思います。例えば、飲食店専門のポスティング・広告掲載・看板作成・ウェブサイト作成など、集客・常連作りをワンストップで行えるサービスです。(このサービス、ありそうでなさそう。)


創業セミナーなどでよく言われることは、

◎既存ビジネスのベネフィットを違う形で提供する

ビジネスです。よく例に出されるのが、10分で格安の理容サービスを提供するQBハウス。既存ビジネスは、街角の理容室や美容室。このビジネスのベネフィットは、「伸びた髪を短くしてくれる」ですが、実際には洗髪・髭剃り・マッサージなど勝手にサービスが付加されています。そこで、髪を切るというベネフィットだけを低価格で提供するというアイデアが生まれました。同じように考えると、

◎ワインが簡単に選べるワインショップ

◎更新が簡単で、見込み客を集客してくれる企業サイト

◎パソコンや電源が使えるカフェ

◎通わずに自宅で受けられるオンライン英会話教室

などが頭に浮かびます。当たり前ですが、これらに共通するのは、

◎既存ビジネスがある

ということ。既存ビジネスがあるということは、すでにニーズが顕在化しているということで、お客さんがお金を支払う習慣があることを示します。その結果、商品が売れるまでの期間が差別化しすぎた商売よりも短くなり、キャッシュフローがプラスになって軌道に乗りやすくなります。


そんな商売を始めたいと考えています。ついつい、アイデアばかりが先行してしまいますが、そんな夢物語を見るほど資本力も時間もありません。まずは一円を稼ぐことを優先したいと思います。


☆今日のこぼれ話☆

とはいいつつ、いざ始めるとなると、なかなか泥臭い商売は躊躇してしまいます。

その大きな原因は、周りの目です。

例えば、ポスティングという商売は、参入障壁が低い割りに、あまりまともなサービスが行われていない業界でもあります。(もちろん、まじめに効果的なポスティングを行っている企業もあります。)

しかし、いざ自分が毎日住宅街のポストにチラシを入れる作業を行えるかとなると、少し躊躇してしまいます。

自分は別に構わなくても、周り(特に家族)が許してくれないかもしれません。(実際、私は喜んで選挙活動の一環としてポスティングをおこなっていました。)

ただ、よくよく考えてみると、泥臭い商売ほどニーズが顕在化し、利益率が低くても売上はあげやすいのではないでしょうか。

まずは、利益は低くとも売上をあげ、着実に顧客を増やすこと。

その後に、その顧客に対して別の商品を提供できれば、利益率を上げることは十分可能です。

今日ポストに入っていたチラシに、清掃員さん募集のチラシが入っていました。

清掃員さんの仕事とは、六甲アイランド内の企業に出向いて、施設内の清掃を行うというものです。

「どなたにでも出来る仕事」と書いてあるので、体力と気力があればできる仕事なのでしょう。

例えば、企業内の清掃代行サービスを提供することを企業との取引開始のきっかけとして、次のサービスにつなげることも可能です。

傍からみると、ばかげたことを行っていると、軽蔑の目で見られるかもしれません。

しかし、一人で一から事業を始めるならば、そんなことを気にせず、まずは1円を稼ぐことを優先することです。

お金が無くなりそうになれば、新聞配達だってすればいいのです。

このように考えてみると、何だか周りに気遣っていた自分がアホらしく思えてきました。

周りから反対されようと、自分がこれから実現しようと考えていること(それは社会を変えること)と比べると、屁のようなことです。

反対を封じ込めるか、そんなもん無視して前に進めばいいことです。

世間はその時、家庭への責任やら聞こえのいいことをその反対材料に持ち込むと思いますが、そんなことは小さな問題です。

家庭への責任よりも、社会への責任(社会をより良くする責任)の方がもっと重要です。

何だか気分が楽になりました。

ちなみに、私が行いたいことは、

◎消費者が、よりおいしい食、自分に合った食に届きやすい環境を提供し、人生に占める食べる価値を高め、食べることをより楽しくする

ということ。

具体的には情報提供になり、カタチがないのが一番の問題でしょうか。

ワインに注目しているのは、よりおいしいワイン、自分に合ったワインに届きやすい環境が今なく、ワインを選ぶことが大変難しいと考えている消費者が多いと思うからです。

選びやすい環境、選ぶ楽しさ、飲む楽しさがあれば、もっと売れると考えます。(もちろん、ワインだけでなく、日本酒にも同じことが言えます。)


何だか大きなことをぶちあげましたが、まずはニーズが顕在化している商品を提供することから小さく始めようと思います。


☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→☓

◎毎朝ツイッターでつぶやく→☓

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→〇

◎腕立て・腹筋30回→☓