アンリ・シャルパンティエBy TakuUemura

 

先月末の日経新聞に、面白い記事がありました。

 

 「アンリ・シャルパンティエ」など洋菓子店を全国展開するアッシュ・セー・クレアシオン(HCC、兵庫県西宮市、蟻田剛毅社長)は、製造現場を指揮するシェフパティシエを欧州に派遣し、研修させる新しい研修制度を始める。現地の洋菓子店にホームステイしながら修業するのが特徴で、今年9月にまず1期生2人を派遣する計画だ。

 

ケーキ職人(パティシエとも言いますが)の教育に関する記事です。アンリ・シャルパンティエは、デパ地下などでケーキ屋さんを展開しています。先日、銀座に行った時には、路面店を偶然見つけました。アンリは、もう全国区のスイーツ店です。そのアンリが、ケーキ職人の留学制度を始めたようです。

 

このような制度を始めた理由は定かではありません。推測するに、

 

ケーキ職人の求人募集に対し、昔ほど応募が無くなったから。

 

ではないでしょうか。この前のブログでも書いたように、飲食店の求人もなかなか大変なようです。だから、スイーツ店でも求人に苦労していることは、容易に想像が付きます。

 

これも推測ですが、恐らくケーキ職人の留学は、アンリぐらいの規模になれば、実績としてあったとしてもおかしくありません。ただ、正式な制度としてなかったために、人材募集がうまく進まなかったり、他のスイーツ店へ人材が流出することがあったりしたかもしれません。腕のいいケーキ職人(またはその卵)を獲得し、引き止めるために、このような留学制度を正式に定めたのでしょうか。

 

この記事を読んで思い出したのが、きちりの就職支援の話。

 

飲食事業などを展開するきちり(東京都渋谷区)は、自社で展開する61の店舗で働く大学生アルバイトを対象にした就職活動支援プログラム「Being!」を東京と大阪で始めた。(SankeiBizより)

 

きちりのこの取組を知ったのは、WBS(ワールドビジネスサテライト)で取り上げられていたから。1000人にも及ぶアルバイトの就職支援をすることによって、アルバイト獲得を優位に進めようとしています。SankeiBizによると、自社やパートナー企業だけでなく、希望する職種の就職相談を受けるとのこと。社員に登用したい優秀な学生が他企業に就職することになっても、アルバイトとして確保したい。それほど、飲食店の人材確保は難しくなっているのでしょう。

 

食品販売店や飲食店の従業員の給与は、比較的低いと言われています。さらに、労働集約型業種であるため、どちらかというと仕事はキツイ方です。そのためか、なかなか人が集まらない。相対でサービスを提供する事業であるため、人を確保するのがお店を営業する大前提。その前提条件が、揃いにくくなったので、アンリやきちりのような人材獲得・維持策が行われるのでしょう。現実には、サービス業の醍醐味である、お客様から直接感謝の気持ちがもらえることだけでは、人材が確保できないのだと思います。時給や給与を上げれば、利益率が下がり、事業として成り立ちにくくなります。お金以外のどんなメリットを提供するか。食品販売業・飲食業には、今後求められるようになるかと思います。他業界よりも増して、仕事を通じてどんなキャリアを提供できるかが、問われるようになるのではないでしょうか。

 

☆今日のまとめ☆

アンリ・シャルパンティエやきちりの制度は、人材獲得・維持のための新しい方法。

それだけ、食品販売・飲食業には、人が集まらない証拠でもある。

働くことでお金以外のどんな価値を提供できるかが、この業界には求められるのではないか。

 

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☆ 今日のこぼれ話☆

そういえば、銀座にきちりもありました。

まだ行ったことがありませんが、業績はいいようですね。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→☓

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→☓