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ユニクロの創業感謝祭が始まりました。今年は、30周年ということで、値引きも多いようで、新聞に記事が掲載されるほど。テニスで一気に世界的セレブになった錦織圭さんが、感謝祭の記者会見に表れたというのも大きいでしょうが。ちなみに、こちらのサイトを見ると、昨年ほどの割安感はないようです。(フリース990円が消えたのは大きいでしょう)

 

今年のユニクロ創業感謝祭が一番驚いたのは、新聞に広告が掲載されたことです。折り込みチラシではありません。新聞広告です。折り込みチラシは、週末+月曜日のセール分が、毎週朝刊に折り込まれているので、普通です。昨年までに新聞に広告が掲載されてことは、記憶にありません。(もし掲載されていたら、ごめんなさい。)

 

では、ユニクロはなぜ折り込みチラシだけではなく、新聞へも広告を掲載したのでしょうか。その理由は、月次売上を見ればわかります。それは、

 

既存店客数の減少トレンドが完全に終わっていないから

 

ではないでしょうか。あくまで推測です。ユニクロの月次売上推移表を見ると、今年9月・10月は客数がプラスに転じましたが、それまでは7ヶ月連続のマイナス。それ以前は鯨幕のようにプラスマイナスが入り交じっていたので、今年から明らかに来店客数に異変が起こったのは間違いありません。ちなみに、客単価が5%以上伸びたので、今年の既存店売上は7月以外すべてプラスになっています。9・10月だけ見ると、客数減のマイナストレンドは転換したようにも見えます。しかし、10月の客数は0.6%増と辛うじてプラスになったレベル。9月の2%近くのプラスと比較すると、勢いは明らかに減じています。このまま行けば、11月に再度マイナスになっても不思議ではありません。もしかしたら、これまでの11月既存店実績で、客数がマイナスに転落していた可能性も十分ありえます。

 

客数を増やすには、通常採用している折り込みチラシ以外の告知方法が必要になります。そこで採用されたのが、新聞掲載広告なのです。広告をよく見ると、クーポンが当たるネットキャンペーンも行われています。実際にその企画に応募すると、SNSで簡単にシェアできる機能があり、SNSでの告知も期待していることがわかります。新聞掲載の広告とSNSでのシェアで、プラスに転じた客数を維持しようとしているのでしょう。

 

ユニクロにとって創業感謝祭は、高い値引率・豊富な企画から考えると、11月売上の基盤となる販促なのでしょう。この販促を成功させるためには、客単価引き上げだけではなく、客数も増やさなければなりません。そのために、チラシを新聞に折り込むのみならず、新聞紙面に掲載までしたのでしょう、きっと。

 

 

☆今日のまとめ☆

ユニクロが折り込みチラシのみならず新聞掲載広告まで採用したのは、マイナスになりかねない客数をテコ入れするためだろう。

 

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  • 今日のこぼれ話☆

ユニクロの月次売上で興味深いのは、客数の落ち込みは今年2月から始まっていることです。

理屈上では、下着などの消耗品で消費増税の駆け込み需要があってもいいものですが、実際にはそうなっていません。