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食品ミッション2日目ですが、昨日は深夜にホーチミンに着いたので、今日が実質1日目。朝から、朝食会(なんと経済産業省政務官が参加!)→ベンタン一番視察→勉強会→富裕層訪問→スーパー視察と続いていきます。この間にお昼ご飯を挟むのですが、この時も政務官や経産省の方と一緒でした。中級のベトナム料理レストラン。

今日のメインは何と言っても、

◎     富裕層のお宅訪問

です。富裕層のお宅を訪問して、普段の食生活の質問を行い、参加企業の商品を試食してもらい、さらに冷蔵庫の中まで見せてもらう。日本でこのような調査を行えば、何十万円とかかることでしょう。この企画にいくらかかったか知りませんが、恐らくかなり良心的な金額だと思います。(もしかしたら、ボランティアかもしれません。)3班に分かれて、三つの家庭を訪問するのですが、私が訪問したのは

◎     夫・実業家、妻・外国語教師

という職業。アメリカの富裕層のような広大な屋敷ではありませんでしたが、閑静な住宅街にあり、ホーチミン市街の家とは全く違う様相でした。(つまり、清潔感があるということ。)世田谷や御影の高級住宅街に似ている。ただ、私自身、高級住宅街の家に言ったことがほとんどないので、あくまで私の主観ですが。

富裕層に対する質問とその回答は、ここでは述べられませんが、日本食に関心を持っていたのは事実。もちろん、日本の食品企業の訪問を心地良く受け入れてぐらいだから、日本贔屓なことは差し引く必要はあるだろう。ちなみに、「日本食と言えば?」という問いかけに対する答えは、

◎     スシ、サシミ、ミソスープ。

日本食の浸透度はまだまだ序の口と言えるでしょう。

一番興味深い質問として、「日本食をどの程度家で作るか?」というものがありました。その答えは、

◎     日本食を作ったことはない。

作りたいと言う願望はあるそうですが、作ったことはないようです。その理由は、

◎     日本食を作るのに必要な食材がどこで売っているかわからないから。

というもの。作り方は、ネットを見ればわかるようです。レシピがわかっても、食材がどこで売っているかわからないならば、作れない。恐らく、よく行くスーパーには売っていないのでしょう。日本の食品企業の営業不足もあるかもしれないですが、置きたくても置けないお店の事情もわかります。ベトナムを含めた東南アジア産や中国産・韓国産と比べて大変価格が高く、庶民にとってはそう簡単に手を出せない商品なのです。だから、棚に置いた商品の回転も悪く、売上げ効率が落ちます。さらに、賞味期限の問題もある。だから、日本食が人気だからといって、おいそれと日本の食材を販売できないのです。販売店がわかれば、少し遠くのスーパーに足を運ぶこともできますが、それがわからない。だから、自宅で日本食を調理することを諦めるのでしょう。

ただ、よくよく考えてみれば、

◎     日本でも、どの商品がどのお店で販売されているかわからない。

ことは日常茶飯事。いや、普通メーカーはどこで売っているかをホームページなどで告知していません。そのため、

◎     今まで買っていた商品がいつものお店にないのですが、どこに行けば買えますか?

という類の電話が、メーカーにかかって来ることはよくあります。なぜ、ホームページで告知しないのでしょうか?販売店がコロコロ変わるから?それとも、掲載が漏れた販売店からのクレームが怖いから?もしかしたら、販売店をそもそも把握していないから?価格までは公開しなくてもいいから、せめて販売店がわかればもっと売りにつながるのでは、と感じました。逆に言えば、この消費者の不満を解決することがビジネスになりえます。

※     ベトナム食品市場についてのレポートは、後日限定公開する予定です。