節電による休日変更、店舗の優勝劣敗をより鮮明に。

Sous Chef Phillippe Wallette at Norwoods Restaurant

 

節電を目的とした自動車業界の休日変更で、どのように消費が変わるのか?日経新聞でこの手の記事をよく目にするようになりました。この夏、自動車業界の休日が、

土日→木金

になるようです。

 

この変更が適用されるのは、自動車業界全体。自動車関連の企業で働く雇用者の割合が、日本である程度の大きさであることを考えると、この休日変更は、消費に大きな影響を与えることと思います。

 

新聞などを見ると、

平日のお客さんが増える→休日に集中していたお客さんが分散する→売上伸びる

となるので、レストランや小売店には万々歳のようです。

 

しかし、平日にお客さんが増えるとなると、その分従業員を増やさなくてはなりません。例えば、平日は2人で運営していたお店は、3人にしないと増えるお客さんに対して、満足したサービスが行われなくなります。そうなると、人件費も増えることに。

 

これで、平日にお客さんが来てくれればいいのですが、そうとは限りません。自動車業界全体の休日が平日になるといっても、日本の消費者全体から見れば一部。やはり、週末よりは平日の方が空いていることになります。そして、空いている日は、少しサービスしてでもお店を埋めたいと思うもの。

 

消費者側から見れば、これまで週末には予約が取れにくいお店に、平日行けることになります。平日休暇になったのだから、これまで行きたくても行けなかったお店に行こうと思うのが、普通ではないでしょうか。となると、

これまで週末に行っていたお店に平日に行く

ということが起こらずに、

これまで週末に行けなかったお店に平日に行く

となります。

 

これまで週末に来てくれたお客さんが、平日に来てくれると読んでいたお店は、予測が外れることになります。一方、人気のあるお店は、これまで取りこぼしていたお客さんを、平日に獲得することができます。つまり、

 

◎店舗の集客力の差が、これまで以上に拡大する。

 

という事態が起こることになります。店舗の優勝劣敗がより鮮明になり、しまいには淘汰にまで発展するかもしれません。

 

 

節電による平日休暇は、店舗を持つ企業にとって大きなチャンスなのは確かです。しかし、そのチャンスは、集客に秀でた(努力した)企業にのみ表れることを、肝に銘じる必要があると思います。

 

☆今日のまとめ☆

節電による休日変更は、店舗の優勝劣敗をより鮮明にする。

集客力のあるお店は、よりお客さんを集め、集客力に劣るお店は、お客さんを失うことになる。

すべての店舗運営企業に、チャンスが表れるわけではない。

 

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☆今日のこぼれ話☆

浜岡原発の停止で、節電が全国規模になりそうです。

比較的震災の影響が少なかった関西も、少し暗くなるのでしょうか。

関東は相当暗かったようですが、あまり実感がわきませんでした。

節電がここまで取り上げられると、思わずLED売場を覗きたくなりますね。

エコポイント終了後が心配された家電業界、今年も追い風が吹きそうです。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→☓

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→☓

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