米ディスカウントショップ・ターゲット、都市部で見つけた新たなビジネスチャンスとは?
By jpellgen
アメリカのディスカウントショップ大手・ターゲットが、来週、シカゴに都市型店舗をオープンするようです。その名も、シティ・ターゲット。その特徴は、
2階建て
通常店舗よりも多いレジ
上下2つのカゴがあるショッピングカート
小型商品中心
など。二階建ては、家賃の関係でしょうか。郊外中心のターゲットはワンフロアの広い売り場面積なので、大変珍しいのでしょう。レジを多くしたのは、すっとお店に入ってすっと買い物をしたい人を意識しているためです。カートにカゴを2つ設置したのは、食料品と雑貨を一緒のカゴに入れたくないというニーズを考えたからでしょうか。小型商品というのは、小容量商品ということ。都市部の店舗なので、通勤帰りや列車での来店を意識して、持ち帰りやすい商品を扱っているとのことです。
この新型店舗のテーマは、
quick and easy
上級副社長がそう語っています。また、
「都市部には本当の総合小売店がないので、消費者は買いまわりを余儀なくされている。」
とも語っています。小売店が集積する都市部のスキマを狙っているように、感じました。
ターゲットの都会型店舗、日本で言えば、
小型スーパー
に当たるのでしょうか。イオンなど大手スーパーが注目している業態です。
日本は人口が減少傾向ですが、都市部の人口は今後増えると予測しています。というのは、都市部の方が生活しやすいから。特に、移動が不自由な高齢者の方は、郊外よりも都市部の方がずっと生活しやすいかと思います。自動車は不要ですし、少し歩けばコンビニ・スーパーなどで必要なモノを購入できるから。神戸の都市部でマンション建設が増えているのも、こういうニーズを考えているのかもしれません。
では、シティ・ターゲットのような都市型ディスカウントショップが、日本でも成立するのでしょうか。買いまわりを嫌がる高齢者が増えてくると、ワンストップ・ショッピングへのニーズが高まるのではないでしょうか。さらに、都市部のマンションに住む高齢者はある程度の資産を持っていることを考えると、ディスカウントである必要がないかもしれません。となると、百貨店がワンストップ・ショッピングの提供者に十分なりえます。百貨店の知名度・ブランドも、高齢者にとっては安心感につながるので、大きなプラス。東急ハンズ・ユニクロをテナントとして持つ大丸梅田店が、このプロトタイプになるかもしれません。
なんでもあるが欲しい物がないと言われた百貨店。ワンストップショッピングという都市部のビジネスチャンスを捉えれば、その弱みを強みに変えられるのではないでしょうか。
参考サイト Target going urban by retailconsumerexperience.com
☆今日のまとめ☆
ターゲットが都市型店舗を開発したのは、ワンストップショッピングというニーズを捉えたから。
日本でも、高齢者を中心に都市部への人口回帰が考えられる。
高齢者のワンストップショッピングニーズを捉えるのに最適なのは、安心感や信頼を持つ百貨店かもしれない。
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◎営業日誌を付ける→☓