西宮酒ぐらルネッサンスでわかった、イベントにおける日本酒の売り方

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10/6に西宮えびす神社で行われた、西宮酒ぐらルネッサンスに行きました。神社境内で行われる日本酒のイベントです。このイベントを知ったのは、JR住吉駅前にある居酒屋さんに掲示してあったポスターを見たから。たまたま見つけたイベントなのですが、こういう機会を得るたびに、ローカル情報の告知方法には改善の余地があることを実感します。

このイベントのいいところは、いくらでも日本酒を試飲できるところです。アルコール度数が比較的高い日本酒とあって、会場にはほろ酔い気分の方がいっぱい。その空気だけでも、楽しい気分になれます。しかも、試飲というのは名ばかりで、一杯の量は結構多く、3種類も飲めば少し酔うぐらい。デパ地下のワイン売り場で使われる試飲カップに、8分目まで注いでくれます。

このイベントの更にいいところは、試飲して気に入ればその場で購入できる点。日本酒は本当にいろんな味があるので、スーパーなどの小売店で購入する際に困ってしまう人は結構多いのではないでしょうか。酒蔵に行っても、試飲できるのはごく一部の銘柄。試飲せずに購入して失敗すれば、1本（720ｍｌ）飲み終わるのに苦労します。口に合わないお酒を飲むことは、辛いことです。

私が注目したいのは、

その場で購入できる

という点です。対照的なのは、灘五郷SAKEプラザという日本酒イベント。こちらは、試飲所と販売所は離れています。購入する場合は、わざわざ販売所に行かなくてはなりません。同じ会場にあるので、それほど離れていないのですが、混んでいるイベントなので、販売所に行くまで大変なのです。人を掻き分けて歩くほどの大変さ。ならば、「後で近くのお店で買えばいいや」となってしまい、結局買わず終いになることも多々あることでしょう。販売機会を逃したことになります。また、販売所にいる店員さんは、売ることが仕事なので、販売所に行けば商品を勧められることになります。これが嫌な人も多いのではないでしょうか。

一方、酒ぐらルネッサンスでは、店員さんは試飲のお酒を注ぐのに大変なため、こちらから質問しない限り、売り込まれることはありませんでした。（一部、スタッフの多い酒蔵ブースでは、積極的に販売しているところもありました。）心地よく試飲して、ついつい買ってしまう人が多いように見られました。

もう一つイベントでの商品販売について、気づいたことがあります。それは、

中年女性・シニア女性（特に関西の）に接客されると、購入確率が上がる

という点です。これを感じたのは、灘酒造さんのブース。中年の女性が試飲の日本酒を注いでいたのですが、その対応ぶりがとても心地よいものでした。こちらから試飲を頼むまでもなく、次々と笑顔で注いでくれるので、試飲をいただく方もとても気分がよくなります。この接客を受けて、試飲した銘柄を購入している男性（特に若者）が何人かいました。決して売り込まれたわけではありません。売り込まれずともついつい買ってしまう魔法が、その接客にあったのかもしれません。

食関連のイベントで購入される殆どの物は、その場で飲食できる物です。持ち帰る食品はなかなか売れません。しかし、西宮酒ぐらルネッサンスのように、

試飲・試食する場で販売する

中年女性やシニア女性が接客する

という工夫をすれば、売れる確率は高まるのではないでしょうか。

☆今日のまとめ☆

イベントで食品を販売する場合、試飲・試食する場所で販売を実施し、中年女性・シニア女性が接客すれば、売れる確率は高まるのではないか。

☆What to EAT Yesterday☆

昨日食べたピザがすごかった。

冷凍なのですが、冷凍とは思えないほどのマルゲリータでした。

冷凍庫にストックしておけば、宅配を頼む必要が無くなるかもしれません。

加工食品の品質向上に、凄まじいものを感じます。

写真がないのが、残念です。