書店で再認識した国内旅行人気とその要因とは?
By yosoynuts
昨日、グランフロント大阪に行きました。目的は、もちろん新しい施設やショップの視察。ただ、あまりにも人が多く、移動するにも一苦労。結局、少し体験しただけで終わりました。
グランフロントには紀伊国屋書店が入っています。久しぶりに旅行コーナーに行ったのですが、そこで発見したことがあります。それは、次の通り。
【グランフロント大阪の紀伊國屋書店・旅行コーナーで発見したこと】
海外旅行コーナー→人が少ない
国内旅行コーナー→人が多い
日経新聞でも、今年のGW(ゴールデンウィーク)は国内旅行の人気が高いということが報じられていますが、実態をこの目で見たことになります。立ち読み人数の比は、海外:国内でだいたい10:1ほど。国内旅行の圧勝です。ここまで国内旅行の人気が高いことには、驚きました。
そこで、国内旅行の人気が高い要因を考えてみました。
【国内旅行人気が高い要因】
[1] 新たな発見があるから
[2] 楽だから
[3] 安いから
1については、新しい施設が、昨年あたりから増えたことが一番影響しているのでしょう。今回訪れたグランフロント大阪も、その一つ。東京スカイツリーは代表格です。さらに、国内ではさまざまはイベントが行われており、増えていると実感しています。例えば、オクトーバーフェスト。このGWでは、横浜・神戸・お台場・京都で行われています。ビール好きのみならずお祭好きにも、たまらない企画でしょう。このようなイベントが、国内旅行の魅力をさらに高めてくれます。
2については、海外旅行と比べると、圧倒的に楽です。一番は言語。日本ならば、日本語が通じますので、日本語が話せる限り誰でも不自由することはありません。さらに、日本円が使えるので、両替する必要はありません。チップのような面倒な習慣もないのです。このラクチンさが、国内旅行の魅力を高めていることは否めません。
3も、海外旅行との比較。円安や燃油サーチャージが影響します。これらの要因で、海外旅行は、昨年よりも割高に感じることでしょう。一方、日本でも一部商品の値上げが見られますが、旅行の関する限りそのインパクトはほとんどありません。よって、国内旅行の方が、割安感が強くなるわけです。
人口の高齢化も影響しているかと思います。グランフロントの紀伊国屋で感じたのは、数少ない海外旅行コーナーで立ち読みしている人の平均年齢が低いこと。私の年齢が一番高く感じられるほどで、そのほとんどが大学生~社会人5年目までの20代。20代の人口が減少していることが、20代に人気の海外旅行の不人気に繋がっているのかもしれません。一方で、シニア層の増加が、より気軽に行ける国内旅行人気に繋がっているのではないでしょうか。
人口の高齢化が今後も続くと考えると、国内旅行への需要はこれからも増加することでしょう。
☆今日のまとめ☆
書店に行けば、国内旅行人気が実感できる。
人気要因は、国内で新たな発見が増えたことや、楽に旅行できる点、安い点など。
人口の高齢化も、国内旅行人気の要因だろう。
マーケティング・ビジネスのヒントに関するブログも書いています
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
他の店舗の目新しさが強かったためか、紀伊国屋はさほど混んでいませんでした。
それにしても、梅田の書店はかなりのオーバーストア状態ですね。
☆ 最近気になる商品☆
グランフロントで唯一入場制限していたのが、こちらのお店。
もちろん入店しなかったのですが、外から見る限り、都心型イケアという感じでしょうか。
ただ、イケアのような真新しい売り方というのではないので、話題性だけで終わるかもしれません。
行列が出来ていた割に、紙袋を持った人はほとんどいませんでした。
どれだけ売れたのか、気になるところ。