うめきたオクトーバーフェスト2013、5月に秋祭りをするドイツの狙いとは?
先日、梅田のグランフロント大阪に行った時、とあるイベントに遭遇しました。そのイベントとは、うめきたOKTOBER FEST(オクトーバーフェスト)2013。オクトーバーフェストがこの時期にグランフロントで行われているとは、全く知らなかったので驚き。さらに、すごい人で盛り上がっていることに、さらに驚きました。
オクトーバーフェストのいいところは、ただドイツビールとドイツ料理を食べるだけでなく、みんなで盛り上がれるところ。”Ein Prosit(アイン プロージット)”という合言葉とともに、一緒に乾杯をすれば、かなり盛り上がり楽しい気分になれます。今回も、ステージでドイツ人らしきバンドが和やかな曲を歌い、最後に「アイン プロージット」というフレーズとともに、ビールグラス片手にみんな一緒に乾杯していました。
よくよく考えてみれば、オクトーバー(10月)なのに5月に行うのは不思議なもの。秋に行えばいいものを5月にするのは、それだけ集客力があるからに他なりません。オクトーバーフェストが行われると、会場周辺には多くの人が集まり、集客が容易になるのです。
一方、主催者側にもメリットがあります。もちろん、ビールと料理の売上はかなりの額になることでしょう。ビールがだいたい1000円~1500円(グラス・ジョッキのデポジット別)で料理も1000円ほどするので、客単価は2000円~2500円でしょうか。横浜のオクトーバーフェストが、6日間で4万人を集客したので、4万人の来場とすると、8000万~1億円の売上になります。
しかし、実はそれ以上に大きな効果があるように思えます。それは、
ドイツへの好感度が上がり、ドイツへの旅行者が増える
ということです。うめきたオクトーバーフェストの後援として、ドイツ連邦共和国大使館・ドイツ観光局・バイエルン州在日代表部が、名を連ねています。つまり、オクトーバーフェストは、国を挙げてのドイツ観光キャンペーンでもあるのです。オクトーバーフェストでドイツビール・ドイツ料理の美味しさを知るとともに、楽しさも味わえば、ドイツに行きたくなっても不思議ではありません。そして、オクトーバーフェストの参加者がドイツ旅行をすれば、ドイツの内需は潤うわけです。日本で行うオクトーバーフェストは、ドイツの内需拡大策でもあるのです。
そんなことを思ったところ、次のようなニュースが耳に入って来ました。
英国放送協会(BBC)の海外向け放送、BBCワールドサービス(BBC World Service)は23日、毎年恒例の国際世論調査の結果、最も好感度の高い国はドイツだったと発表した。昨年1位だった日本は今年4位だった。(2013年5月26日 AFP BB NEWSより)
好感度が世界一位になったのは、世界中でオクトーバーフェストを行ったからかもしれませんね。
☆今日のまとめ☆
オクトーバーフェストを5月にも関わらず行うのは、それだけ集客があるから。
さらに、オクトーバーフェストはドイツの好感度をアップさせ、ドイツ旅行を増やす効果もあるからだろう。
実際、オクトーバーフェストの効果からか、ドイツの好感度は世界一位になった。
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☆ 今日のこぼれ話☆
オクトーバーフェストの難点は、ビールの価格が高い点です。
量が多いとは言え、ビール1杯に1500円前後払うのは少し気がひけるもの。
ただ、雰囲気を楽しむと考えれば、安いかもしれないですね。