【備忘録】映画館はもうデートスポットではない
by courtesy of Janne Moren
日経MJに衝撃的な記事が掲載されていました。内容は、映画鑑賞に関するアンケート調査結果。
映画観賞、主流は「おひとり様」――。シネマコンプレックス(複合映画館)大手のイオンエンターテイメントは、こんなアンケート結果を発表した。映画を誰と行くか尋ねたところ「一人」と答えた人が最多で33・5%で、「夫・妻」や「恋人」を上回った。(2014年1月29日付 日経MJ)
イオンの映画館利用者に偏りがあるのかもしれないですが、この記事を読む限り、映画館での映画鑑賞は1人で楽しむものだそうです。デートに誘う口実に映画を利用していた私にとって、これはかなり衝撃的です。
映画館での映画鑑賞と競合するのは、自宅でのDVD鑑賞でしょうか。DVDの方がより1人で楽しめるものです。「1人ならDVDで、複数なら映画館で」となってもいいものの、映画館での映画鑑賞も1人で楽しむものになったのです。もしかしたら、映画鑑賞自体、1人で楽しむものなのかもしれません。
記事には、1人で行くと答えた理由について言及されていませんが、恐らく料金の高さが誘いにくさにつながっているのではないでしょうか。また、みんなで話題にしたほどの映画作品がないことも、理由の一つかもしれません。ならば、映画館の客数を増やすためには、複数割や話題性のある作品が必要になります。
SNS人気などを見ると、消費者はできるだけ友人とつながりたいというニーズが強まったように見えます。しかし、一方で映画は1人で見たいという層が一番多い。交流もいいが、たまには1人で。こういうニーズにも注意を払いたいと思います。
☆今日のまとめ☆
カップルで利用しがちな映画館だが、1人で利用する層が一番多い模様。
交流ニーズが強い一方で、1人の空間も欲しいというニーズも存在するのだろう。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
映画館と言えば、大部分が暗い空間なわけで、1人で過ごす絶好の場所とも言えます。
そんな空間に複数で来るなんてもったいない、という考えがあっても不思議ではないですね。