コインランドリー

 

少し古い日経の切り抜き記事があったので、備忘録も兼ねて紹介したいと思います。

 

節水や除菌機能など家庭用洗濯機が進化を続けるなか、コインランドリーが増えている。1年間で400店と中堅コンビニエンスストア並みの出店ペースだ。厚生労働省の調査によると2013年度は1万6693店と10年で3割伸びた。(2014年4月26日付日経新聞朝刊)

 

コインランドリーってもう終わったビジネスだと思っていました。しかし、この記事にあるように、設置台数が増えており、静かに市場は拡大しているようです。

 

思わったビジネスだと考えたのは、家庭用洗濯機がかなり進化しているからに他なりません。また、個人から注目されてもいます。週末に梅田のヨドバシカメラに行けば、白物家電売場はかなりの人。PCやスマホなどデジタル家電売場も人で賑わっていますが、購入動機は白物家電売場に集まった人の方が格段上。購入確率が高いばかりか、客単価もデジタル家電よりも遥か上のようです。それだけ、白物家電は注目されていることを考えると、家庭用洗濯機の所有者は増加し、それと反比例してコインランドリーの売上は縮小していると考えることができます。

 

しかし、実際は異なるようです。そこで記事・ネットから、コインランドリーを利用する動機・理由を抜粋してみました。

 

【コインランドリーを利用する動機・理由】

l  乾燥が楽だから→時短

l  安くて便利だから→利便性・コスパ高い

l  大きなモノを洗えるから→利便性高い

l  一度にまとめて洗えるから→時短

 

二番目を除いて、家庭用よりも利便性が高く時短になることがコインランドリーの利用動機になっているようです。わざわざコインランドリーまで足を運ぶのは面倒だと私は思いますが、利用者はそうでもないみたいです。

 

この利用動機から推測すると、コインランドリー利用者は、家庭用洗濯機を所有しているものの、そのマシンはそう大きくなく高機能ではないと思われます。(実際、洗濯機がないからコインランドリーを利用する人はかなり少数。)緊急時には自宅では洗濯できるものの、時短・利便性からコインランドリーを週に一回利用しているのではないでしょうか。より利便性の高いサービスがあれば、仮に自宅で同様のことが自分でできても、外注するということがわかります。新たなサービスを考える時に、この点は参考にできそうです。

 

ちなみに、コインランドリー市場の拡大を受けて割を食っているのが、クリーニングサービス。日経記事によると、クリーニングへの支出は10年で3割減少。(家計調査より)この背景には、洗剤の進化やオフィスのカジュアル化で利用回数が減ったことがあるようです。クリーニングが必要な衣類を着る機会が減る一方で、その分通常の洗濯が増加し、コインランドリーの利便性の高さが好まれているといことです。

 

クリーニングとコインランドリーを比較すると、

 

クリーニング=洗濯(乾燥を含む)+プレスなど後工程

コインランドリー=洗濯(乾燥を含む)

 

になります。つまり、クリーニングサービスは、コインランドリーサービスの上位サービスと位置づけることができます。クリーニング市場が縮小し、コインランドリー市場が拡大しているということは、より低価格でシンプルな代行サービスが好まれているという風にも捉えることができます。既存の代行サービスの装飾的なサービスを取り払うと、新たなニーズを掘り起こせるかもしれません。

 

☆今日のまとめ☆

コインランドリー市場の拡大から読み取れることは、利便性が高ければ、自宅でできることでも外注する消費者が存在するということ。

また、既存の代行サービスの装飾的なサービスを排除することで、新たなニーズを掘り起こせるかもしれない。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

コインランドリー、たまに目にしますが、利用者をあまり見たことはありません。

早朝・深夜の利用者が多いかもしれないですね。