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スーパーなどセルフ・サービス業態の売場を見ると、荒れていることがたまにあります。「荒れている」とは、整然と陳列されていた商品が来店客の物色により乱れているということ。荒れている状態が続くと、売場が汚く感じ、消費意欲が減退することになるでしょうか。売場が荒れると、それを戻す作業が発生します。もちろん、その作業を機械化することは今のところ難しく、人手が掛かる作業となるため、高騰する人件費に跳ね返ってきます。

 

衣類の場合は当てはまりませんが、食品の場合、賞味期限の管理という作業も発生します。これはセルフ・サービスだからというわけではないですが、セルフ・サービスの場合は、先入れ先出しが乱れることが多いので、ほぼすべての販売商品の賞味期限を確認しなければなりません。これも、人手の掛かる作業です。

 

このように、低コスト運営を可能にするはずのセルフ・サービスですが、対面販売では必要のない作業が発生するため、コスト上昇要因となります。

 

【セルフ・サービス特有の主要コスト】

陳列作業コスト

賞味期限確認コスト

盗難防止コスト

 

最後の盗難防止コストは、機械化することは可能ですが、対面販売にはないコスト。セルフ・サービスを採用するならば、このコスト負担を避けることはできないでしょう。

 

これらセルフ・サービス特有のコストが上昇すれば、セルフ・サービスの低コストの強みが失われるかもしれません。規模の経済が利きやすいネット通販の方が、安い時代が来るかもしれません。

 

【ネット通販特有の主要コスト】

ピッキングコスト

梱包コスト

配送コスト

 

ピッキングコストは避けられませんが、梱包コスト・配送コストは店舗引き渡しという方法を取ることにより、コストを大幅に下げることも可能でしょうか。例えば、

 

店舗引き渡しのネットスーパー

 

という業態を効率よく運営できれば、店舗側はコスト削減、利用者側は時短というメリットが生まれるのではないでしょうか。買い物の楽しさは犠牲になりますが。

 

☆今日のまとめ☆

人件費高騰が続けば、商品の陳列作業コスト・賞味期限確認コストが上昇し、セルフ・サービスの低コスト性が薄れることにならないか。

そうなれば、店舗引き渡しのネット通販・ネットスーパーが、コスト上優れた業態になるかもしれない。

 

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  • 今日のこぼれ話☆

もちろん、各商品の単価・粗利益率も関係しますね。

衣類の場合は、人件費が高騰しても、人手を掛けた陳列作業はペイするでしょうか。

低単価・低粗利の食品はピンチになります。