【雑感・気軽にアイデア】飲食店に参入余地はあるのか?

ファストカジュアルのスモークプライムリブ

 

よく知るビジネスだからか、飲食店を見るとついつい店内を覗いてしまいます。流行っているのかどうか?何人来店しているか?どういう客層か?利用動機は何か?などなどいろいろ考えながら。

 

それにしても、飲食店の数はどんどん増えていますね。もちろん、閉店するお店も最近は増えているのですが、それ以上に開店しているというのが実感です。人口が減少し、コンビニなど食の購入先が増えているのに、これだけ増えると競争は激化するばかり。よくオープンする勇気があるなぁ、とオープンしたてのお店を見ると、思わず感心してしまいます。

 

では、飲食店に参入余地はないのか?と言えば、十分あるというのが現実。消費者ニーズは日々変化していますし、消費者は日々わがまま(いい意味で)になっているので、その隙間を付けば十分やっていけるとは思います。少なくとも、数店のレベルでは。そこで、最近考えている、飲食業界の隙間について、ここでまとめておきます。(備忘録として)

 

まずは、訪日外国人向けのお店。訪日外国人向けの対応については、飲食業界はまだまだ遅れているのが現実でしょう。大手チェーンならまだしも、個人店・ローカルチェーンで英語メニューがないお店はザラ。あっても、グランドメニューだけであり、日替わりメニューで英語表示のあるお店は、ほとんどないのではないでしょうか。英語メニューの提供だけでも、まだ訪日外国人の集客は十分可能だと思います。できれば、英語の接客があればいいですが。

 

次に、和菓子。和菓子チェーンは、いっぱいあります。しかし、なかなか入りづらいお店がほとんど。一個100円台から気軽に買えるマネケンのような業態を作れば、大きくはないですが確かな需要は掴めそう。御座候あたりが、競合になるでしょうが、今のところ一社のみなので、参入余地は十分あります。

 

また、ファストカジュアルもまだ工夫の余地があると思います。ファストカジュアルと言えば、日本での筆頭はサブウェイ。サブウェイは、非上場企業だけに業績はわかりませんが、店舗数も増えていますし、高くても売れています。若者だけではなく、シニア層にも受けています。その理由は、出来たての料理とヘルシーさ。この2つを兼ね備えて、ランチを500円から提供できるファストカジュアル店を作れば、ヘルシー志向の強い層を獲得できるのではないでしょうか。問題は、収益性ですね。出来たて・ヘルシー・安全安心を担保しつつも、その他をいかにコスト削減するか。この部分が、成否を分けそう。ちなみに、良品計画のMUJI caféも、ファストカジュアルの部類に入りますが、恐らく赤字でしょう。

 

個人的には、アメリカのホールフーズの総菜売場のような業態が、面白いと思います。これもファストカジュアルに入りますが、注文して出来立ての料理をテイクアウトできるというのは、まだまだ日本には少ない。ただし、持ち帰りだけでは儲からないので、イートインも必要でしょう。(実際、私が来店したホールフーズには、バーのようなイートインスペースあり。これが若者受けしそうな雰囲気でした。)

 

アイデアではないですが、最近よく考えるのは、飲食店は単に料理を提供するだけではなく、心地よい場所を提供する必要があるということ。料理だけでは、品質向上著しい総菜には勝てない。好業績のライフ(スーパー)の総菜売場を見ると、簡単に食欲を満たしたいだけなら、総菜で十分だと思ってしまいます。このような外部環境で飲食店が集客するには、やはり場所・雰囲気で差別化する必要があると。マクドナルドの不振は、原材料の不祥事・異物混入事件前から始まっており、その要因は場所・雰囲気が良くないからだと認識しています。ただし、単に静かな場所がいいわけではなく、やはり活気が必要。だからこそ、客数を増やす努力を各社行っているのでしょう。ただし、値下げして客数増やしても、望まない客層が増える恐れがあるので、注意が必要です。中高生でうるさいマクドナルドは、この悪い事例。不良のたまり場になれば、家族は行きませんから。

 

最後にサービス。おもてなしの気持ちのこもったサービスは、めっきり減ったというのが実感です。単価の高い高級店に行けば別ですが、客単価1000円程のお店で最近サービスがいいと感じたのは、天ぷらのまきのぐらい。人手不足で、サービス業に向かない人材まで採用しなければならないからでしょうか。おもてなしの気持ちのこもったサービスを提供するだけでも、料理が平凡でも十分流行ると思うほどです。

 

☆今日のまとめ☆

今日は雑感のため、無し。

 

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  • 今日のこぼれ話☆

とあるクレームの事例を耳にしたのですが、エンドユーザーへの対応に長けた食品メーカーは、まだまだ少ないのでしょうか。

誠実・真面目に対応すれば、クレームはファン獲得の絶好のチャンスですのに、本当にもったいない。

 

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