アルバイト時給で一蘭と丸亀製麺に大きな差があるのはなぜ?
ブログ更新が遅れて、失礼しています。特に忙しいというわけでもなく、単なる怠慢。反省ですね。
またまた、一蘭のネタですが、敷居で囲まれた場所で食べるというプライバシー重視という特徴を持つ一蘭ですが、その接客サービスも印象に残りました。一言で言えば、
礼儀正しい
となるでしょうか。テーブル前から店員がラーメンを提供するのですが、垂れ幕があるので、顔は見えない。でも、ちゃんと決まった説明をしてくれるし、仰々しいほどの一礼(90度近かったような)もします。初めてあの対応をされると、少し違和感を覚えるほどです。でも、飲食店の一般的な接客サービスから比較すると、
礼儀正しい
というのは間違いないでしょう。相当従業員教育はなされているようです。
そこで帰りに店前で見かけたのが、アルバイト募集のポスター。その時給を見て、びっくりしました。なんと、1000円。決して深夜帯だけ適用の時給ではなく、常時1000円だったことを覚えています。飲食店で常時1000円なんて見たことがありません。(ちなみに、JR住吉駅前のドラッグストア・ダイコクチェーンの時給は1000円ですが。)1000円払わないと、人が来ないのでしょう。それだけキツイバイトなのかもしれません。あの礼儀正しい接客サービスを見ると、相当みっちり教育されるんでしょうね。それにしても、ラーメン店で1000円はすこぶる高いです。
日経新聞の商品欄に、アルバイト時給や派遣時給の高騰記事をよく目にしますが、町を歩いているだけで、アルバイト時給は相当上昇したと実感します。例えば、コンビニ。コンビニバイトの時給は、概して安いという印象です。850円以下はザラで、田舎に行けば700円台が定番。しかし、都会になりますが、今では900円での募集をちらほら目にします。ちなみに、7月13日タウンワーク梅田版では、880円が相場。
一方、従業員数が比較的多いという印象を持つのが、丸亀製麺。よくあそこまで多くのバイトを集められたものだと、常々思います。その時給は、ジョブセンスによると850円がデフォルト。店舗により900円まであります。850円というと、さほど高いという印象を受けません。丸亀製麺は、それだけ人材の獲得に苦労していないということでしょうか。
なぜこのようなテーマを選んだのかというと、今後飲食店など店舗系ビジネスの場合、
いかにアルバイト人材を獲得できるか
で収益が大きく変わるのでは、と考えるからです。ここで躓くと、人件費の高騰を招き、収益性を大きく落とすことになります。だから、
アルバイトが集まりやすい店舗・ブランドかどうか
はかなり重要なのです。恐らく、丸亀製麺が850円で募集できるのは、スタッフの平均年齢が比較的高く、比較的ほんわかした雰囲気が、求職している人を惹きつけるのでしょう。
時給が比較的低い店舗・ブランドは、それだけ人材獲得しやすい好印象のブランドと言えるでしょうか。
☆今日のまとめ☆
礼儀正しい接客サービスが印象的な一蘭だが、その分アルバイト時給は高い。
一方、丸亀製麺は、従業員・職場のイメージがいいのか、アルバイト時給は比較的低い。
時給が上昇傾向の中、アルバイトが集まりやすいかどうかは、店舗・ブランドの収益性を左右する。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
筋トレするぞ。