リンガーハット、レシートをコミュニケーション媒体として有効活用。
財布に入ったレシートをレシートボックス(レシートや領収書、請求書などを放りこんでおく箱)に入れようとしたところ、先日神戸で行ったリンガーハットのレシートが出てきました。
そのレシートをよく見ると、領収内容の下にアンケートの案内を見付けました。
アンケートに答えると、ソフトドリンクまたはぎょうざをもれなくプレゼント。
とあり、この「もれなく」という表示に思わず反応してしまいました。飲食店のアンケートハガキでよくあるのは、
アンケートに答えてくれたお客様の中から、抽選で◯◯名の方にお食事券をプレゼント!
というもので、運が良くなければ得をしないものです。その点、リンガーハットのこのアンケート企画は、大変太っ腹です。
このアンケートの仕組みは、
- 記載されたアドレスのサイト(PC用と携帯用は別)にアクセスする。(QRコードもあります。)
- サイトで、レシートに印刷されたお店の電話番号、日、レシート番号を入力する。
- アンケートに答える。
- アンケートの最後に、個人を特定できないおおまかな個人情報(年齢層、性別など)を入力する。(選択式)
- 終了後、クーポンコード(数字)が発行されるので、そのコードをレシートの指定の場所に記入すると、レシートがソフトドリンクまたはぎょうざの無料券として使えるようになる。
というもの。アンケートに答えると、レシートが無料券に変身するので、わざわざ無料券を発送する必要なし。無駄な経費を削減できるうまいやり方だと思います。
ただ、疑問がないわけではありません。例えば、
- レシート番号は発行した順に付けられるから、適当な数字を入れてもクーポンコードが発行されるのではないか?
- 無料券を利用する時、レジでクーポンコードが正しいかどうか確認するのか?
- ネットを使わない・使えないユーザーから、苦情は来ないのか?
など。
1については、レシートにクーポンコードを記入しなければならないので、一枚のレシートしかないのにかかわらず何度もアンケートに答えても、複数の無料券を貰えるわけではありません。だから、そんなことをするメリットないのですが、常連さんの場合、何度もアンケートに答えずに適当な番号をクーポンコードとして記入する恐れはあります。
2については、レジのコンピューターにレシート番号とクーポンコードを入力すれば、クーポンコードが正しいかどうか判定する仕組みがあるかもしれません。ただし、そのような仕組みがあっても、入力するのはレジ係にとっては入力するのに手間がかかるので、早く会計を済ませたいユーザーに負担を強いることになります。かと言って、レジ番号とクーポンコードの組み合わせが確認しないとなれば、不正を放置することになり、無料券の乱発につながりかねません。
3については、特にお年寄りの方でネットを使えない人はまだまだいます。そのような方がこのレシートを見れば、疎外感を抱くようになり、リンガーハットのイメージダウンにつながるかもしれません。
このように問題がないわけではないですが、レシートからネットに誘導することにより、アンケートに答えてもらい、そして再来店のきっかけとなるクーポンを配る手法は、レシートという媒体を有効に活用していると思います。ついつい捨てられがちなレシートですが、お店とユーザーをつなぐ貴重な媒体です。さらに、購入したことを証明するので、ユーザー証明書とも言えます。捨てないで思わず見てしまう仕組みを取り入れれば、ユーザーとのコミュニケーションに活用できることでしょう。
☆今日のまとめ☆
リンガーハットのレシートは、ネット上のアンケートに誘導する。アンケートに答えれば、レシートはソフトドリンクかぎょうざの無料券に変身する。
レシートはついつい捨てられがちだが、お店とユーザーをつなぐ貴重な媒体であり、購入を証明するもの。
捨てずに思わずみてしまう仕組みを取り入れれば、ユーザーとのコミュニケーションに活用できるだろう。
☆今日のこぼれ話☆
最近、ブログの更新が滞っています。
特に大きな理由があるわけではありません。
体調もだいぶ良くなってきました。(花粉症など)
ネタがないことが一番の理由かね。
物事を洞察する力をもっとつけたいと思います。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→☓
◎毎日情報を発信する→☓
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓
◎腕立て・腹筋30回→〇
◎自宅のある12階まで歩いて登る→☓
アンケートで自分の、メアドをまちがえてしまいました。よろしくお願いします。