ヨーグルト、震災による品不足で起こったブランドスイッチ。
東日本大震災が、私の食生活に大きな変化を及ぼしたのは、朝食べるヨーグルト。震災前は、毎朝「明治ブルガリアヨーグルトLB81そのまま」(略して、そのまま)を食べていました。しかし、震災後、この商品が徐々にスーパーの棚から消滅。現在では、全く店頭には見当たりません。明治ブルガリアヨーグルトのサイトを見ると、
このたびの地震の影響により、当社グループの事業活動(原材料の調達、生産、物流等)に支障が生じており、一部の商品の販売を縮小あるいは休止せざるを得ない状況となっております。(明治ブルガリアヨーグルトのサイトより)
という説明されているので、まだ生産は完全に復旧していないようです。
そこで、同じブルガリアでグラニュー糖が添付されている「明治ブルガリアヨーグルトLB81」(レギュラー品)を買うようになったのですが、そのままとは何かが違う。ヨーグルトにまろやかさがないんです。そこで、まだ店頭に並んでいた時(震災後間もない時期には少しだけ店頭にありました。)、そのままとレギュラー品の成分を見ると、数値が違う。それまでは、
レギュラー品=そのまま+グラニュー糖
と盲目的に考えていました。
そこで、他の商品を試すことになりました。そして、買うようになったのは、兵庫県小野市にある共進牧場の「神戸六甲山麓牛乳使用プレーンヨーグルト。」(六甲山麓ヨーグルト)買い始めたきっかけは、価格の低さ。ブルガリアはだいたい180円前後で販売されているのに対し、この商品は160円ほど。しかも、容量がブルガリアの450gに対して500gあるので、100gあたりのユニットプライスは、ブルガリアよりもずっと安くなります。また、乳脂肪分と無脂乳固形分がレギュラー品と全く同じだったことも、試してみるきっかけでした。
食べてみると、なかなかイケる。少し酸っぱく感じるものの、ヨーグルトの滑らかさは、そのままに匹敵します。いつも六甲山麓ヨーグルトを買っているわけではないですが、買える時には買うようにしています。(六甲山麓ヨーグルトは、トーホーストアでしか見かけないので。)
この消費行動の変化を一言で言えば、ブランドスイッチ。震災によって引き起こされた品不足で、私のようにブランドスイッチをした人は意外に多いのではないでしょうか。品不足のために、たまたま試しに買ってみた商品が意外によかった。だから、これまで買っていた商品が棚に並んでも、その商品を買い続ける。同じようなことが、これからも起こるように思えます。そのきっかけは、値上げ。トップブランドでも、ロイヤリティの低い顧客を、二位以下のブランドに奪われるかもしれません。業界二位以下の企業にとっては、大きなチャンスです。
☆今日のまとめ☆
震災によって引き起こされた品不足で、ブランドスイッチが引き起こされた例は多いかもしれない。
今後ブランドスイッチが起こるとすれば、そのきっかけは値上げ。
業界二位以下のブランドにとっては、チャンスである。
阪神大ワインフェスタは、5/17まで行われています。(動画あり)
☆今日のこぼれ話☆
明治ブルガリアヨーグルトは、結婚以来いつも買っていました。
それほど、大きなロイヤリティを持っていたのですが、それも品不足によって崩れたことになります。
同じブランドを買い続けていつも思うのですが、リピーターでいることのメリットがあまりありません。
消費者プレゼントに多数応募できるのですが、当たる確率がそれほど高まっているわけではありません。(実際、これまで何も当たりませんでした。)
せめて、いつも買っている人に対してお礼の言葉でもあればなぁ、なんて思います。
新規顧客を集めるために安売りをするのもいいですが、リピーターに何か便益を与えた方がよほど経営が安定するのではないでしょうか。(口コミ効果を考えると、安定どころか拡大できる。)
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→☓
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る→☓
◎部屋や家の掃除をする→◯(最近、運気が停滞気味なので加えてみました。)