生鮮品で集客を目指すJR大阪三越伊勢丹の戦略

New JR Osaka

先週末、GWにオープンしたJR大阪三越伊勢丹に行ってきました。実は、その前の週にも梅田に行っていたのですが、その日は阪神百貨店で行われていた阪神大ワインフェスタを大いに楽しんだため、行く時間を持てませんでした。まぁ、あの日はまだオープンしてからあまり日が経っていなかったので、かなり混んでいたことでしょう。5/21はそれほど混んでいなかったこともあり、この日の選択は正解だったと思います。

JR大阪三越伊勢丹については、いろいろな面から私の考えを述べたいのですが、今回はまず、私の専門である食品売場について。

デパ地下も他の売場と同じく、かなり高級感が漂っていました。実際、テナントを見ても、「ピエール・エルメ(マカロン)」「ジャン・ポール・エヴァン(チョコレート)」「ラデュレ(マカロン)」などの価格の高いスイーツのお店が目白押しでした。(ラデュレは地下ではなく2階)

 

しかし、生鮮品売場で商品をじっくり見ると、その様相も変わります。いや、全く逆のようでした。私が目にしたのは、

大根(1本) 100円

キャベツ(1個) 100円

トマト(1個) 50円

ブロッコリー(1個) 100円

など。どれも、決して小さな野菜ではありません。そこそこ大きな物で、美味しそうに見えました。デパ地下の野菜売場で、このような安い商品を見たことはあるでしょうか。梅田阪急でたまに安いなぁと思うことがありますが、それは、「デパ地下で買うとしたら安い」という意味で、ダイエーなどと比べると高く、百貨店価格なのです。

 

新鮮な野菜が、このような安い値段でいつも売られていたら、梅田に行く度に、JR大阪三越伊勢丹に寄るかもしれません。そう、JR大阪三越伊勢丹が低価格で野菜を売る理由は、これなんです。つまり、

◎毎回お店に寄ってもらいたいから

なんです。デパ地下に行くには、JRや地下鉄・私鉄と結ばれる1階や地下1階を通ることになります。(JR大阪三越伊勢丹の食料品売場は地下2階です。)通ったときに、ファッション品や化粧品が目に入り、買ってもらえるかもしれない。見込客を獲得するチャンスとなるわけです。

 

たまたま今回目にした野菜が、安い値段で売られていたのかもしれません。オープンしてそれほど経たないので、オープン記念で野菜の特売をしていたのかもしれません。しかし、一度このような価格を目にすると、「JR大阪三越伊勢丹の野菜=安い」というイメージが植えつけられ、売場を覗いてみようという気になるものです。デパートに行ってみようという気になるものです。デパート戦争が白熱する、大阪・梅田。生鮮品を安く売るのは、JR大阪三越伊勢丹がこの戦いを制するための戦略のように思えます。

 

My Story Store(JR大阪三越伊勢丹の特別サイト。フラッシュが美しい。)

JR大阪三越伊勢丹の公式サイト

 

☆今日のまとめ☆

JR大阪三越伊勢丹の野菜売場は、意外にも安い値段が付けられている。

これは、「JR大阪三越伊勢丹の野菜=安い」というイメージを植えつけ、店舗(デパ地下ではなくデパート全体)に集客しようという戦略ではないか。

 

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☆今日のこぼれ話☆

JR大阪三越伊勢丹ができたおかげで、梅田に行く楽しみが増えました。

ワイン売場も、高級感あふれる商品の見せ方をしています。

ただ、私個人としては、阪神の方が好きかなぁ。

ワイン売場については、また次の機会にお伝えします。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→☓

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る→◯

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