新鮮旬市のチラシからわかる、JR大阪三越伊勢丹の集客具合。
※「アメリカ経済事情」に関しては、サイト「ウォール・ストリート・ジャーナルから見た起業のヒント」にて更新しております。今後、ryotarotakao.comでの更新は行いません。
先日、JR住吉駅(神戸市東灘区)にJR大阪三越伊勢丹のチラシを見つけました。JRの駅には、JR関連の様々なチラシ・パンフレットが設置されています。そのほとんどが、JRの切符販売に繋がる旅関連のパンフレット。百貨店のチラシは珍しいのですが、梅田の伊勢丹はJRが関係しているだけあって、兵庫県・大阪府・京都府のJR沿線の駅では比較的目にします。(これまでにJR大阪三越伊勢丹のチラシを見つけた駅は、尼崎駅・園部駅、そして今回の住吉駅)
このチラシを見て、びっくりしたことがあります。それは、
まるでスーパーのチラシのようだから。
裏面のほとんどは食品に割かれており、そのメインは新鮮旬市。8月29日から9月4日まで行われるデパ地下の特売です。(決して、物産展ではありません。)スーパーのチラシに似ていると感じたのは、
商品説明がほとんどなく、価格を強調している
からです。デパ地下は、価格よりも品質で勝負する小売店です。野菜ならどれだけ新鮮か、スイーツならどれだけ珍しいか、などがそのウリ。しかし、新鮮旬市のチラシでは、品質に関する訴えは皆無に等しいのです。例えば、牛・豚・鶏肉各種のコーナーでは、
500円均一
<二幸>オリジナルハンバーグ(3個/1パック)・・・・<各日30点限り>
<イセタンミート>国産牛切り落とし(180g/1パック)・・・・<各50点限り>
と表示されてあり、
どんなハンバーグなのか。
何県産の牛切り落としなのか。
に対する答えは見当たりません。文字の大きさ・太さ・色などから判断すると、「500円均一」を一番に訴えたいのでしょう。鮮肉以外の野菜・鮮魚も、どんなこだわりがあるのかなど、商品のウンチク・説明はほとんどありません。
百貨店にしては珍しい食品チラシです。品質よりも価格を訴求していることは、一目瞭然。ただ、このようなチラシを打たざるを得ない、JR大阪三越伊勢丹の事情を読み取ることができます。その事情とは、
相当集客に苦労している
のではないでしょうか。
JR大阪三越伊勢丹は、同じ梅田に位置する阪急・阪神・大丸と比べて、客数はかなり落ちます。ただし、デパ地下は、他のフロアよりも比較的お客さんが多いように感じます。
比較的集客に成功しているデパ地下の集客力をさらに高めることによって、他のフロアへの送客を狙っている
のではないでしょうか。そこで、割安感のある商品をチラシに掲載したのだと思います。
実際、JR大阪三越伊勢丹のデパ地下で感じることは、生鮮品の安さ。これが魅力で、JR大阪三越伊勢丹に足を運ぶ消費者も多いと思います。割安な生鮮品という強みをさらに強化するために、新鮮旬市を企画したのでしょう。強みを活かすというやり方は、弱者の戦略そのものなので間違っていません。ただ、品質が求められるデパ地下において、割安さでの勝負は早晩行き詰るように感じてなりません。もしくは、他フロアの刷新ばかりに時間が割かれて、デパ地下にまで手が回らないのかもしれません。
☆今日のまとめ☆
割安感を強調するJR大阪三越伊勢丹のチラシ。
割安さという強みを活かして、デパ地下に集客し、集客に悩む他フロアへの送客を狙っているのではないだろうか。
それぐらい、他フロアの集客が伸び悩んでいるという証拠である。
☆What to EAT Yesterday☆
コストコで毎回購入する商品なのですが、価格の割にとても美味しい。
漬物店やキムチ専門店には負けるものの、普段の食事では充分な美味しさです。
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☆ 今日のこぼれ話☆
涼しくなってきましたが、蒸し暑さはまだまだ健在。
エアコンの偉大さを、改めて実感。
ダイキンさん、ありがとう。
☆昨日の目標→その結果☆
◎ 朝6時に起きる→☓
◎ 毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓