セガミメディクスのモノコードを使った販促、口コミを書く動機とは?

 (from flickr)

今日(8/24)の日経MJに大変興味深い記事が掲載されていました。

ココカラファイン傘下のドラッグストア、セガミメディクス(大阪市)がスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)を活用した店頭販促に乗り出した。スマホ で商品のバーコードを読み取ると、商品情報や購入者の口コミを閲覧できる。ネットでの口コミの影響が増す中、店頭での閲覧を可能にして購買を後押しする狙 いだが、2カ月で約1万人がアプリをダウンロードするなど出足は順調だ。

このサービスは、スマートフォンアプリのモノコードを活用したものです。モノコードについては以前から知っていました。アンドロイド版のダウンロードもすでに済んでいたのですが、使うきっかけがなくてそのままになっていました。

モノコードについて簡単に説明すると、

  1. アプリ上でバーコードを読み取って、登録商品を呼び出す。
  2. 登録商品ページにコメントや評価(5点満点)を記入する。
  3. 登録商品ページで他ユーザーのコメントや評価を見る。
  4. 登録されていなければ、自分で登録する。
  5. コメントを他のソーシャルメディア(ツイッター・フェースブック・ミクシー)に投稿可能。

になります。実際に使ってみたところ、スキャン画面からスマホのカメラをバーコードにかざすと、自動で読み取ってくれるので、実に簡単です。(読み取りに少し数秒はかかりますが)

セガミは、この機能を使って、店内でセガミが登録した商品をスキャンしてもらい、商品の詳しい説明や口コミを見てもらうことで、来店客の購入につなげることを目的にしています。

実を言うと、このサービスは私も考えていました。だから、この記事を読んだ時には、「やられた!」と思わず叫んだぐらいです。このサービスが優れているところは、

商品パッケージの限られたスペースに入り切らない詳しい説明をネット上で行える

ところにあります。さらに、

文章による説明だけでなく、画像・動画を使った説明もできる

点も見逃せません。モノコードを見ると、ジレットのT字カミソリ・プログラドがセガミ公認商品として登録されていたのですが、そのページには、このカミソリの凄さを表す動画があります。これを見ると、プログライドのベネフィットが一目瞭然。購買に傾く可能性は高まると思います。

ただし、問題がないわけではありません。私が問題として感じるのは、

  1. レビューや評価を投稿する動機が見当たらない。
  2. 低額商品の場合、いちいち口コミを調べるのが面倒。
  3. マイナー商品の場合、口コミしても他のユーザーと共有できない。

の3点。

レビューを見たところ、

レビューを投稿するのはソーシャルメディアに投稿できるから

という理由で、レビューを投稿している人が多いように思えました。日々のツイートやフェースブックへの投稿のネタはそんなにあるわけではありません。そのきっかけとしての役割を、モノコードは提供しているのでしょう。また、

自分がいいと思ったモノを人に教えたい

という欲求も、モノコード利用のきっかけになっていると思います。リアルで友人に口コミする感覚で、いいモノに投稿すると言うのでしょうか。

ただ、これらは動機としてはかなり弱いと思います。口で友人に伝えるならば、ただ話すだけですが、モノコードの場合は、いちいちスキャンしなければなりません。これが意外に面倒なんですね。しかも、商品が登録されているとは限りません。自分で商品名を入力しなければならないかもしれないのです。このハードルは大きい。そのためか、レビュー数もそれほど多くありません。この打開策として、レビューしたらプレゼント応募できるという企画を行っています。

次の問題は、低額商品の場合、失敗してもそれほど大きなリスクはありません。それよりも、いちいち調べる方が面倒。だったら、失敗覚悟で試しに買ってみようと思う人が多いのではないでしょうか。

最後のマイナー商品については、現状のレビュー商品を見て、思ったことです。ほとんどがテレビでCMなどをしている大手企業の商品だったから。大手商品の方が、売っている場所も多いし、目に入ることも多い。ならば、この商品の方が他のユーザーと交流できるから、同じ投稿・評価するならこちらの方がいい。そう思う人が多くなっても、不思議ではありません。しかし、商品選択に迷うのは、どちらかというと名前も知らないメーカーの商品ではないでしょうか。商品選択の際に助けになるというベネフィットを考えると、マイナー商品のレビュー・評価が集まりにくいのはデメリットとも言えます。

このように見ると、モノコードはそのアイデアは素晴らしいものの、まだまだ改善するべき点は多いように思えます。

モノコードを使う動機としてどのようなものを提供するか。

これが一番の問題。面倒さを乗り越える動機を提供できれば、消費者の商品選択に革命を起こせるかもしれません。

☆  今日のまとめ☆

モノコードの素晴らしい点は、商品説明がパッケージという限られたスペースを超越できる点である。

ただし、モノコードを使う明確な動機を提供できなければ、スキャン・投稿という面倒さを乗り越えられない。

 

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☆ 昨日のこぼれ話☆

最近、リアル店舗で消費者を観察することが多いです。

どんな商品を手に取るんだろうか?

そして、なぜ買わずに売場に戻すのか?

スマートフォンを使っている人はどの程度いるのか?

それは、迷った商品について調べているのか、それとも単にメールしているのか?

セガミのこの販促方法、どの程度普及するかにも興味があります。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯

◎部屋や家の掃除をする→☓

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