高級フレンチレストランで見た、高齢者マーケットをつかむコツ。

邸宅レストラン・ルアン

昨日、神戸・須磨にある高級フレンチレストランに行きました。以前、店舗の周辺をよく車で通っていたのですが、お店の存在を知ったのは今回が初めて。

お店に着いて驚いたのは、高級フレンチというカテゴリーにもかかわらず、高齢者の方が多くお食事されていること。どちらかというと、カップルは少なく、家族・グループでの利用が多い、という印象を受けました。神戸市街地にある高級フレンチレストランとは、全く違う光景です。フランス料理は、どちらかというとコッテリとした料理でコース料理が主流なので、年を重ねるごとに食べるのに体力が入ります。美味しくても、あまり量を食べられなくなるのです。そして、日本人なのか、どちらかというとあっさりした日本食を好むようになります。(実際、私も35歳を越えるあたりから、この兆候あり。)なので、高級フレンチには、高齢者は少なくなります。しかし、このお店には、比較的多くの高齢者で賑わっていました。

このレストランに多くの高齢者が集う理由として、

  1. 丁寧かつ親しみのあるサービス
  2. 臨機応変な対応
  3. 小ポーションメニューを提供

が挙げられます。

1について、高級レストランなのだから、サービスがいいのは当たり前。ただ、高級レストランだからか、残念ながら上から目線のサービスに感じることも多々あります。このレストランには、それが全くありませんでした。些細なことを質問しても、笑顔で丁寧に答えてくれます。親しみのあるサービスでした。物怖じすることなく、店員さんとコミュケーションを図れる雰囲気があることによって、高齢者のお客さんは、お店を身近に感じるのではないでしょうか。

2については、ちょうど誕生日を記念してお店に来られていたお客さんがおられました。なぜ、それがわかったかというと、複数の店員さんのよるハッピーバースディの合唱があったから。高級フレンチでは、なかなか目にできない光景です。普通の高級レストランならば、特別なデザートセットを提供するに留まることでしょう。誕生日を記念して来られたお客様を楽しませるための、臨機応変な対応です。こんな光景を目にすると、高齢者の方は、孫の誕生日祝いをしようかと思うのではないでしょうか。さらに、お店に親しみが沸きます。

3については、このようなメニューがあるかどうかは定かではありません。私が高齢者野方のテーブルを見たところ、同じ内容で量は少ない料理が提供されているように感じました。量をそれほど食べられないけど、本格派フレンチ料理を楽しみたい。そんな高齢者の方には、とてもうれしいサービスです。

店員さんによると、この高級フレンチの建物は重要文化財なので、その建物を味わいたい高齢者もおられるようです。重要文化財というアドバンテージがあるものの、丁寧な親しみのあるサービスや臨機応変な対応というソフト面で高齢者を魅了しているようにも、感じました。そして、その前提として、小ポーションのメニューがあるのかもしれません。お店全体(従業員全員)での対応が難しいのは、メニューではなくサービス。サービス面で高齢者を魅了することが、高齢者マーケットをつかむコツかもしれません。

※邸宅レストラン・ルアン http://www.vizcaya.jp/restaurant/

☆今日のまとめ☆

高級フレンチレストランに多くの高齢者が来店していたのは、丁寧で親しみのあるサービス、臨機応変な対応、少ポーションのメニューが提供されていたからだろう。

メニューを改良するよりも、お店全体のサービスを改良する方が難しい。

サービス面で高齢者を魅了することが、高齢者マーケットをつかむコツかもしれない。

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☆ 今日のこぼれ話☆

ランチの後は、須磨離宮公園に行きました。

この公園に行ったのも初めて。

兵庫県内には、まだまだ知らないところがいっぱいあるようです。

須磨離宮公園のもみじライトアップ、ろうそくを使っているのが新鮮でした。

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→☓

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯

◎腕立て・腹筋30回→☓

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→☓

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