芦屋さくらまつり、ワインをボトルで売る理由とは?

ワインボトルBy Walt Stoneburner

 

先週末行った芦屋さくらまつりで、もう一つ発見したことがありました。(前回の記事はこちら)それは、

 

ワインがボトルでも販売されている

 

ということです。グラス売りもされているのですが、どちらかというとボトルで購入している人が多いように感じました。

 

イベントでワインを売る場合問題になるのは、そのグラスです。ビールや日本酒ならば、プラスチック製のコップでいいのですが、ワインをコップで飲むのは見た目上あまり美味しいそうに見えません。そのためか、食イベントでワインが販売されていることはほとんどなく、ビール主体になっています。(ワインよりもビールの方が一般的という理由もあります。)芦屋さくらまつりでは、一般的なガラス製のワイングラスが使われており、デポジット制(モノを返却すれば、支払ったお金が戻される仕組み。)で貸し出されていました。確か、料金は200円だったかと思います。グラスの問題は、難なくクリアしていました。

 

そこで、ワインをボトルで販売する理由を考えてみました。

  1. 単価が大きいので、売上・利益とも金額が稼げるから。
  2. ワインと一緒に食べる料理・つまみの売上が期待できるから。
  3. 滞在期間が長くなり、イベントに活気が出るから。
  4. お上品・優雅なイベントに見え、単価引き上げ効果が期待できるから。

 

1について、説明は不要でしょう。ビールを売るよりも、グラスワインを売るよりも、ワインをボトルで売る方が、売上金額が大きくなります。ボトルで売るので、グラス一杯分の売上は小さくなりますが、ボトル一本分もお酒を飲むとは限らないことを考えると、売上・利益にプラスの効果が働くことでしょう。また、ボトル売りの場合、グラスに注ぐ必要がないために、オペレーションも楽になり、グラス売りよりも利益に大きく貢献します。

 

2は、ボトルで売ることで、飲むお酒の量が多くなるかと思われます。お酒の量と、お酒と一緒に食べる料理やつまみの量が比例すると考えると、ボトルで売ることにより料理・つまみの売上も大きくなるのではないでしょうか。私が見た感じ、ワインをボトルで飲んでいるグループは、ワインだけ飲んでいるのではなく、何かしら料理も一緒に食べていました。それだけ、料理・つまみが売れていたことになります。

 

3は、前回の記事でも書いたのですが、レジャーシートに座ってイベントを楽しんでいる人が多くいたのですが、そのレジャーシート組の多くがボトルでワインを飲んでいました。ワインをボトルで飲んでいる人は、ボトルを持って飲むことができない以上、どこかに座る必要があります。その結果、ボトルで飲む人の滞在時間が長くなり、イベントに賑わいが生まれます。

 

4は、私見かもしれないですが、ビールを飲む人よりも、ワインをワイングラスで飲む人の方が、優雅にお上品に見えました。よりイベントを楽しんでいるという感じにも取れました。この光景を目にすると、イベント全体のイメージがアップし、少し値段の張る商品も売れるかもしれません。その結果、お店側は単価引き上げ効果を享受できます。実際、ワインだけでなく、そこそこ高いシャンパン(モエシャンドン!)も売られていました。

 

芦屋という土地柄、ワインが売れるのかもしれません。ただ、食関連イベントでビールが販売されていることに、何ら驚きはありません。しかし、そこにワインが、しかもボトルで販売されており、グラスで飲んでいる人がいると、イベント全体のイメージが向上するかもしれません。イベントを少し優雅にしたいならば、ワインを売るというのはいいアイデアかと思います。ボトルで売れば、さらに売上・利益面でプラスに働きます。

 

 

☆  今日のまとめ☆

芦屋さくらまつりでは、ワインがボトルで販売されていた。

ボトルで売ることにより、単価引き上げによる売上・利益への貢献、料理・つまみの需要拡大、長い滞在時間による賑わいの演出、イベントイメージの向上が期待できる。

イベントのイメージを向上させたいなら、ビールを売るだけでなく、ワインも売ってはどうだろうか。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

このような記事を書きましたが、ワインを持ち込んでいる人も多くいたかと思います。

イベント会場で買うよりも、自分で買って持ち込んだ方が安くつくからです。

この持ち込み問題は、どんなイベントにもつきまとうかと思います。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→◯

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→☓

◎営業日誌を付ける→☓

 

芦屋さくらまつり、ワインをボトルで売る理由とは?” に対して1件のコメントがあります。

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