アイランド北口の伊藤園販機からわかった新たな需要と新しい販売方法とは?
先日、六甲ライナー(六甲アイランドと本州を結ぶモノレール)で本州に渡るために、アイランド北口駅に行きました。最近、自転車で移動することが多いので、アイランド北口に行ったのは久しぶり。ちょうど電車が出たばかりだったので、駅の周りを観察しました。
小さな駅なので、周辺には何もありません。緑ばかりです。そんなローカル線のような駅ですが、自販機だけは4台もあります。未だその自販機で買っている人を見たことはないですが、台数が減らないということは、一定の需要があるのでしょう。
その4台自販機、普段街中で見かける自販機とほとんど同じなのですが、伊藤園の自販機でとある発見をしました。それは、
価格がデジタル表示
している点です。新しいスーパーで、たまに値札がデジタル表示されているお店があるかと思います。それとほぼ同じなので、恐らくこの自販機を管理している会社が、本部で価格を設定しているのかと思います。このデジタル表示を見てまず思ったのが、
消費税増税を見越した変化
ではないか、ということ。消費税率が変わると、自販機の価格も変わります。この価格変更の作業は、本当に大変だと思います。自販機に飲料を補充する人が値札の付け替えを行うのかと思いますが、自販機一台につき10品以上あり、一日に10台以上補充すると考えると、一日に100個以上の値札を変えることになるでしょう。この作業のために、一日に補充できる自販機数が減ることも考えられます。すべては、コストアップとして損益に跳ね返ってくるのです。
さらに、税率は二段階で変更される予定です。値札の変更が、1台に付き二回発生することになり、コストアップ金額も二倍になります。ならば、初期投資はかかるものの、価格表示をデジタル化した方が安くなるかもしれません。いや、きっと安くなるからこそ、伊藤園は早速切り替えたのだと思います。となると、今後
価格表示がデジタル化した自販機が増える
ことが予想されます。
価格表示がデジタル化するということは、
自販機価格を簡単に変えることができる
ということでもあります。ということは、
臨機応変なプライシング
が、自販機でも可能になります。例えば、温度センサーを自販機につければ、
「気温が◯◯度以上になれば、価格を◯◯円下げる」
ことが可能になるかもしれません。もっと単純に、新商品の認知度を上げるために、期間限定で、新商品の価格をスーパーと同じ100円(ないし98円)にするかもしれません。
定価販売が常識であったコンビニの飲料が、今では当然のように値引き販売されています。ならば、自販機の飲料にも、売上金額・利益金額を最大化させるようなプライシングが行われても不思議ではありません。価格表示のデジタル化が、それを可能にさせます。
☆ 今日のまとめ☆
伊藤園の自販機に、価格表示がデジタル化されたものがあり。
二段階に渡る消費税増税を意識した投資だろう。
ただ、デジタル化することにより、臨機応変なプライシングが可能になり、自販機での特売が普通になるかもしれない。
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☆ 今日のこぼれ話☆
自販機はすでに飽和状態かもしれませんが、ITを組入れれば、メーカーのマーケティングに活用できる面白い存在かと思います。
例えば、自販機ユーザーの囲い込みを行うメーカーが出てくるかもしれません。
私自身は、自販機をほとんど使いませんが・・・
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→◯
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓
◎部屋や家の掃除をする→☓
◎営業日誌を付ける→☓