大丸神戸店

 

先日(13日)、神戸・三宮に出る用事があったので、久しぶりにそごう・大丸の両デパ地下を視察しました。ちなみに、久しぶりなのはそごう。大丸は、元町方面によく行くので、幾度になんやかんや言って、お店見ています。

 

13日と言えば、ルミナリエ開催中にあたります。平日ながら、すごい人でした。18時過ぎには、すでに行列ができており、ぱっと見ようなんて到底無理なほど。その日にルミナリエを見に来ている客層の大半は、学生とシルバー層、そして観光客。観光客は、添乗員が旗を掲げているので、すぐにわかります。昨年は、こんなに観光客を見ていない気がします。年末年始の旅行総支出が増えていることを、実感しました。

 

ルミナリエは、三宮~元町のお店にとっては、ありがたいイベントです。お店独自で努力しなくても、勝手に集客してくれるからです。三宮~元町のお店は、さぞかしウハウハなのでしょう。と思っていたところ、この予想が間違っていることが判明しました。それは、そごうと大丸の両デパ地下の集客数に大きな違いがあったからです。感覚ですが、単位面積あたりの集客数を比較すると、以下のようになります。

 

【神戸そごう・神戸大丸のデパ地下集客数比較】

[神戸そごう]通常並~通常よりも多い

[神戸大丸]通常よりも少ない

 

店舗面積が大丸の方が大きいので、単位面積あたりで比べました。お店の混み様は、明らかにそごうの勝ち。大丸のデパ地下は、「空いている」という表現がぴったりです。かといって、大丸のその他フロアや大丸周辺に、人が少ないわけではありません。例えば、大丸の一階は、通常以上にお客さんがいたように感じました。高齢者の特等席である入り口近くのベンチも、ほぼ満席。さらに、大丸前に広がる南京町は、すごい人混み。買い食いできるお店が並ぶ通りには、いくつのもお店で行列が出来ていました。(当たり前ですが、お客さんの乏しいお店も中にはあります。)それぐらい、大丸周辺は人でごった返しているのですが、デパ地下には、ほとんどいないのです。その理由を考えたところ、以下の2つが頭に浮かびました。

 

【ルミナリエ開催中の神戸大丸デパ地下に人が集まらない理由】

[1]    これからルミナリエに行く人がほとんどなので、惣菜を買ったら邪魔になるから。

[2]    ルミナリエ後の三宮で惣菜を買えるから。

 

1は、ルミナリエに行く人の身になれば、すぐにわかります。これから行列に並んで、それなりに歩かなければなりません。さらに、ルミナリエの輝きが見えてくれば、カメラで撮影する人がほとんどでしょう。その前に惣菜なんて買えば、邪魔なのです。

 

2は、1の続きです。大丸で買わなくても、ルミナリエ後の三宮で買えばいいのです。三宮には、同じデパ地下ではそごうがあります。20時で閉店しますが、20時以降ならば、いかりスーパーがあります。

 

また、そもそも観光客は、惣菜を買った所で、食べる場所がホテルの部屋しかありません。そこで寂しく食べるならば、三宮の飲食店で食べるでしょう。(ほとんどの人は、飲食店を選択すると思います。)

 

このように、ルミナリエは、大丸のデパ地下にとってあまり恩恵の大きなイベントでないですが、すべてのお店がそうではありません。ディーン&デルーカのような、神戸大丸にしかないお店には、それなりにお客さんが入っていました。特に、ワインと食べるクラッカーやドライフルーツのプチギフトや、その他加工食品は、そこそこ売れているように感じました。売れている商品の共通点をまとめると、次のようになります。

 

【ルミナリエ中でも売れるデパ地下商品】

[1]    そこにしかないブランド

[2]    軽くて長持ちする商品

[3]    プチギフト(友人へのちょっとしたおみやげ)

 

ルミナリエだからといって、すべてのお店が恩恵を受けるわけではありません。大丸のRF1のお店は、本当に気の毒に感じました。

 

☆  今日のまとめ☆

集客力抜群のルミナリエだが、周辺のお店全部が恩恵を受けられるわけではない。

荷物になる惣菜は、特に厳しいカテゴリーだろう。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

大丸のRF1で気づいたのですが、サラダが極端に少ないのです。

そごうのRF1はサラダ中心でしたが、大丸のお店は、メインディッシュ(揚げ物や肉料理など)の方が圧倒的に多いのです。

大丸では、サラダは売れないのでしょうか?

 

☆サイゼリア創業者 正垣泰彦の言葉☆

「逆に言うと、料理をシンプルにしていくことで、お客様の来店頻度が高まり、小商圏でも店を運営できるが、同時に価格も安くしていかなければならないということだ。食べ飽きないシンプルな料理はディナーよりも昼食、昼食よりも朝食で求められる。」

『おいしいから売れるのではない 売れているから美味しい料理だ』より)

※創業者・経営者・商売人の心に残る言葉、元気になる言葉を紹介しています。