セブン-イレブンの店舗

by courtesy of PiscesTiger24

 

前回、取引コストについて述べましたが、価格競争を避け、高い価格設定を可能にさせるには、取引コストの高い人をターゲットにする必要があるのではないでしょうか。

 

というのも、取引コストの高い人は、時間と手間を惜しむので、買いまわりや価格比較をしない傾向があるからです。例えば、時間に余裕のないサラリーマンは、セブン-イレブンなら100円でコーヒーが買えると知っていても、目の前のファミリーマートで150円のコーヒーを買うのです。その理由は、時間に余裕がなく、わざわざ少し離れたセブン-イレブンに行く時間がもったいないからに他なりません。もし、これが忙しいサラリーマンではなく、時間に余裕のある学生だったら、セブン-イレブンまで走っていくことでしょう。

 

ならば、取引コストの高い人とは誰なのか?

 

【取引コストの高い人の例】

[時間]忙しいサラリーマン→余裕時間がない

[時間]幼子を持つ主婦→余裕時間がない

[手間]シニア層→体力が衰えている

 

あくまで例に過ぎませんが、上記の3つの消費者層が浮かび上がります。これらの層をターゲットにすれば、価格競争に巻き込まれにくくなるのです。だからこそ、コンビニはシニア層に注目しているのではないでしょうか。人口が増えているという利点もありますが、シニア層の多くには、買いまわりをする体力が備わっていません。よって、より近くの小売店を利用する確率が高いのです。近くの小売店の筆頭は、コンビニ。コンビニは、この強みを活かすことで、より優位にシニア層を獲得できると踏んだのでしょう。

 

コンビニ人気(スーパーなど他の小売業態よりも市場規模が大きくなっている点で人気)から学ぶとすれば、単にシニア層をターゲットにするのではなく、取引コストに注目することこそが、より本質ではないでしょうか。

 

☆今日のまとめ☆

コンビニがシニア層獲得に力を入れるのは、取引コストが高いために、価格競争に巻き込まれにくくなるからではないか。

また、店舗数の多さというアクセスの良さを、強みとして活かせる点も見逃せない。

ターゲット設定の際、取引コストに注目するといいのではないか。

 

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☆  今日のこぼれ話☆

何気なく取った書籍でしたが、久しぶりに多くの学びを発見しました。

これだから、本屋や図書館はネットよりも好きです。