【備忘録】シニアを知りたいなら伊勢神宮に行け。
12月初めに伊勢神宮に行ったのですが、その人の多さにびっくりしました。しかも、そのほとんどがシニア層。日本中からシニア層を集めたんじゃないかと思えるぐらい、シニア層満載の伊勢神宮でした。
そのシニアの消費動向を見て感じたことを、備忘録として残しておきたいと思います。
【シニア層の消費動向@伊勢神宮】
[1]家族・友人へのお土産にお金を惜しまない。
[2]スピリチュアル商品に対するニーズは強い。
[3]国内旅行へのニーズはかなり強い。
1について、伊勢神宮に参拝していた人で、すでにお土産物を手に持っていた人がかなりいました。帰りに買えばいいものの、売り切れを懸念したのでしょうか。(特に赤福)逆に言えば、それだけシニアにとってお土産は重要だということになります。旅行に出かけた証であり、人間関係の潤滑油なのでしょう。観光地での土産物は、うまくその良さを伝えれば、まだまだ売れるのではないでしょうか。土産物には価格競争が起こりにくく、企業にとっても収益率の高い事業になりえます。
2について、これを感じたのは、お守りや御札・朱印書がかなり売れていたから。今年が式年遷宮という記念すべき年だったこともありますが、それでもお守りなどの売店にはかなりの人だかりが出来ていました。それだけ、神に頼りたいというニーズがある証。今後、シニア層に宗教が流行るかもしれません。宗教をうまく組み合わせれば、需要を喚起できるのは間違いないでしょう。(畏れ多いですが)
3について、伊勢神宮への参拝者数の多さが、国内旅行へのニーズの強さを物語っています。これも、先述の式年遷宮の影響がありますが、一度伊勢神宮に行くと、またお参りしたくなるのも事実。実際私は、伊勢神宮でその歴史を学ぶことにより、日本の古き良き伝統に誇りを持つとともに、いずれまた参拝したいと思いましたから。残り寿命が意識されるシニア層なら、同じ思いをしても不思議ではありません。伊勢神宮で神社の良さを実感すれば、全国の有名神社を訪れたくもなるでしょう。伊勢神宮への参拝を発起として、シニア層の中で国内旅行へのニーズが高まることは、十分考えられるのです。
いずれにしても、シニア層の消費意欲はかなり高いですよ。これを目の当たりにすれば、シニアを相手に商売しないのはもったいなく感じてしまうほどです。
☆今日のまとめ☆
伊勢神宮を参拝するシニア層を見て感じたことは、お土産への強いニーズ、スピリチュアル商品への強いニーズ、国内旅行への強いニーズである。
消費意欲の高いシニア層を相手にしないのは、もったいない。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
☆ 今日のこぼれ話☆
小売店や飲食店で、シニアの店員さんがいると、なんとなく安心してしまうのは私だけでしょうか。
シニア層にはこういう安心感・信頼感がありますね。