Photo:Synergy By:Mulad
Photo:Synergy By Mulad

 

最近、やたらとM&Aの記事が増えたような気がします。それだけ、企業の投資が活発化したことであり、経済全体にとってはプラスとして捉えられています。しかし、次のように捉えると、また別の一面が見えてきます。

 

【M&Aが増えた理由】

規模の経済を利用しないと、利益率を維持できないから

 

要は、これまでの商売をしていても、儲からなくなったということです。以前のように効率よく稼ぐことができなくなり、M&Aで規模を拡大し、販管費率を下げることでしか、利益率を維持できなくなったのではないでしょうか。

 

海外企業の買収ならば、知名度の高いブランドを取得することで、時間を買うという目的もあるでしょう。しかしこの場合も、一からブランドを立ち上げて育て上げる方が、プレミアム価格を払って知名度の高いブランドを購入するよりも、計算上は儲かります。それでも買収に動くのは、一からブランドを立ち上げても成功する確率が低く、仮に成功するにしても時間が相当掛かり、その結果、トータルの利益率が劣るからでしょう。独自ブランドによる海外進出も、以前ほど儲からなくなったということです。

 

食ビジネスで考えても、人手不足・物流費の上昇・好立地の家賃上昇など、コスト上昇のネタは尽きるどころか増えるばかり。一方の売上は、人口減少により増加しにくくなり、競争の激化は止まりません。この領域も、より儲からなくなったのです。ということは、ますますM&Aが増えることが予想され、供給者の寡占化が進むということになります。

 

☆今日のまとめ☆

M&Aの増加は、利益率低下の裏返しではないか?

 

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☆  今日のこぼれ話☆

価値組消費が盛んになっても、まだまだ価格にはシビア。

消費者の低価格志向・コスパ志向も、M&A増加を後押ししているのでしょうね。