高くても好きだから買うという気持ち良さ。
今日は、大阪でのセミナーの後、カフェで仕事をすることに。私がカフェで仕事をするのは、SOHOであるという理由もありますが、カフェではいろんな会話が耳に入り、待ち行く人の動きが目に入り、思わぬアイデアが浮かぶことが多いから、というのが一番の理由です。
カフェで仕事をするのはいいのですが、どこのカフェを使うのかというのがいつもの問題。今回の選択肢は二つ。ホリーズカフェとタリーズです。他にもカフェは多数あるのですが、「ゆっくり仕事ができる」「それほど高くない」という条件を持つのは、この二つぐらいと思います。そして、私が選んだのはタリーズ。
タリーズにはよく行くのですが、その理由は、サービスがいいから。しかし、最近はタリーズ創業者の松田公太さんの創業物語を読んでから、やけに親近感を持つようになったという理由が一番大きいです。タリーズはもともとはアメリカ西海岸のカフェなので、日本に持ち込むのはそれほど大変じゃないのかと思いがちですが、資金力豊富な大企業をバックに持たない松田さんは、大変苦労されたようです。大きなチャレンジを見事にクリアして、ここまで大きくなったタリーズ。その物語を読んでから、ますますタリーズが好きになりました。
価格だけを考えれば、今回はタリーズではなくホリーズカフェを選ぶでしょう。タリーズのサービスが格別ではなく、また創業物語を知らなければ、ホリーズカフェに行っていたことでしょう。ホットコーヒーで言えば、50円も違うのですから。でも、私が選んだのはタリーズ。高いけど、気持ちの良い出費です。それは、好きなお店・ブランドだから。好きなモノやサービスを購入する時は、いくら高くても気持ちのいいもの。価格競争を避ける秘訣がここにあると思います。コモディティ化している食品(特にスーパーで売っている加工食品)には、「消費者に好きになってもらう」という視点が必要なのではないでしょうか。そのためには、積極的に消費者に近づかなければなりません。タリーズのように創業物語を書籍にしなくても、今ならネットで簡単に公開できます。ブログを使えば、企業が普段思っていることを公開できます。ツイッターを使えば、リアルタイムの企業活動を共有できます。売れる確率の高いものを大量に生産し、格安で販売して儲けられる時代は、いずれ終焉する。人口が減少する日本では、避けられないと思います。自社を好きになってもらい、高いけど喜んで買ってもらう。企業には、そういう活動が求められているとしみじみ思います。
☆ 今日のまとめ☆
消費者は、好きな企業の商品なら高くても喜んで購入する。
コモディティ化している企業には、消費者に好きになってもらう活動が求められているだろう。
☆7/8 の目標 ☆
1 プライベートブログの更新 〇
2 午前7時起床 ◯
3 毎朝、鏡の前で笑顔の練習 〇
4 腕立て・腹筋を各30回 ◯
5 部屋・事務所などの掃除をする ×
6 手帳に今日の反省の明 日の希望を書く。〇
7 読書(書籍・雑誌)をする 〇
8 毎朝、ツイッターでつぶやく ×
☆ 今日のこぼれ話☆
大阪で行われたMarkezineのセミナーに参加しました。
ネット支援企業によるセミナーだったので、宣伝っぽく感じましたが、勉強にもなりました。
最後にあったデジタルガレージさんのセミナーでは、ツイッターの公共性を改めて感じました。
ツイッター、まだまだ使っていない企業が多い今こそ、チャンスですよ。
さらに、無料なのでリスクゼロ。
(今 日の言葉)
「自分自身を客観的に分析・評価できることは本来、経営者に必要な資質なのでないだろうか。」
(ファーストリテイリング社長柳井正著 「一 勝九敗 (新潮文庫) 」よ り)