成城石井

 

ローソンが成城石井を買収した新聞記事で、成城石井の収益性に関する数字が後悔されていました。成城石井は非上場企業なので、月次売上はもちろん財務情報を公開していません。

 

成城石井は全商品の4割を製造段階から関わる独自商品が占め、粗利益率は40%弱に達する。一般的な スーパーは20%台で、足元の業績が好調のヤオコー、マルエツの30%強と比べても突出している。売上高営業利益率6%超(2013年12月期)の高収益 力は、かねて小売業界で注目の的だった。(2014年10月1日付 日経新聞朝刊)

 

数字だけ抜粋すると、

 

粗利益率 40%

営業利益率 6%

 

になります。

 

店舗を注意深く見ると、この数字の理由がわかります。

 

【成城石井の利益率が高い理由】

  • 入り口近くなど目立つ場所で、総菜など利益率の高い商材を販売しているから
  • カルビーポテトチップスなど価格競争に陥りやすいトップブランドを販売しないから
  • 全カテゴリーで賞味期限が短い商品に割引シールを貼り、コストの掛かる返品を回避しているから

 

ちなみに、一般のスーパーの場合は、

  • 目立つ場所には利益率の低い特売商品を販売
  • 価格競争に陥りやすいトップブランドほど売り場が広い
  • 賞味期限の近い商品の一部のみ、割引シールを貼った処分品は見切りコーナーで販売し、大部分は返品

 

この違いが、利益率(特に粗利益率)に表れています。PBの多さも、成城石井の粗利益率の高さの要因ですが、これは上場スーパーにも当てはまるので、成城石井固有の要因とは言えません。

 

営業利益率の差は、本部従業員数の差でしょうか。また、総菜を店舗内で調理せず、すべてセントラルキッチンで製造していることで、少ない店舗従業員で店舗運営を可能にしています。

 

店舗ビジネスの良し悪しは、既存店売上高に表れますが、仕入れコスト・人件費の高騰が今後続くと考えると、利益率の方がより重要な指標になるのではないでしょうか。

 

☆今日のまとめ☆

成城石井の利益率が高いのは、目立つ場所に総菜など粗利益率の高い商品を販売し、さらに全カテゴリーの商品に割引シールを適応することでコストの高い返品を回避しているからではないか。

 

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