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ワタミの上期決算が発表されました。事前の報道にもあったように、上期としては上場初の営業赤字に転落。まだまだ苦しい時期が続いているようです。

 

ワタミが11日発表した2014年4~9月期の連結決算は、最終損益が41億円の赤字(前年同期は5億5000万円の黒字)だった。国内店舗の9割を占める居酒屋「和民」「わたみん家」での1皿当たりの値上げが、客離れを招いた。(2014年11月12日付 日経新聞朝刊)

 

ワタミのIRページには、上期決算説明会の資料があるのですが、それを見ると、ワタミが抱える問題を詳しく知ることができます。各事業の詳しいことは、また別の機会にしますが、ワタミの各事業の共通点を発見しました。

 

【ワタミ各事業の共通点】

  • 確実な需要が存在していること
  • 供給過剰による価格競争が起きやすいこと

 

ワタミの主要事業は、国内外食・介護・宅食・海外外食・再エネです。1について、各事業とも需要が既に顕在化しており、ニーズを掘り起こす必要性はありません。その際たるものは、外食でしょう。人は一日に最低3回空腹になるので、1日3回は確実にニーズが存在しています。需要が顕在化しているからこそ、参入者が多いとも言えます。介護も同じで、人口の高齢化は以前からわかっていたことで、介護ニーズも顕在化していました。介護に関しては、国の補助もあるので、比較的利益を上げやすいビジネスとも言えます。宅食は、高齢者や多忙な人の外食ニーズに対応したもの。海外外食は、海外の外食ニーズです。再エネ事業は、国の買取制度そのものが需要になり、やったもの勝ちの世界です。

 

2の問題は、需要が顕在化していたからこそ起こるものでもあります。顕在化していれば、比較的ビジネスとして成り立ちやすくなるので、多くの参入者が表れます。これが、供給過剰を招き価格競争に陥りやすくなります。ワタミの各事業を見ると、国内外食のみならず、介護・宅食でも収益は伸び悩んでいます。特に、宅食は、すでに売上が減少しており、そのために営業利益は半減しています。海外外食に関しては、売上こそ増加しているものの、依然営業赤字の状態であり、その赤字は増加しています。国策とも言える再エネ事業は、まだ始まったばかりであり、過去との比較はできませんが。

 

ワタミの業績不振から学べることは、需要が顕在化したビジネスは堅いものの、供給過剰によりなかなか利益を上げにくいということでしょうか。

 

☆今日のまとめ☆

ワタミの各事業の共通点は、需要が顕在化している一方で、供給過剰になりやすく価格競争に陥りやすいということ。

だから、業績不振に陥ったとも言える。

 

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  • 今日のこぼれ話☆

ワタミの決算説明会資料によると、和民ブランドで価格を引き上げたそうですが、それが客離れを起こしたようです。

値上げの怖さがわかります。