初めて大晦日に百貨店に行って考えた、古くて新しい売上拡大策
昨年の大晦日は事情により一人で過ごすことになったので、梅田の百貨店各店舗に足を運ぶことにしました。大晦日だから、閉店している駅ビルももちろんあります。でも、百貨店は別格。もうスゴイ人でした。デパ地下しか売り場を歩いていませんが、阪急・阪神・大丸とも移動するもの大変なほどの人混みでした。(時間の関係上、JR大阪三越伊勢丹には行けず。)
なぜ、大晦日に百貨店で人はこぞって買物をするのか?その理由を改めて考えてみました。
【大晦日に百貨店で買物する人が多い理由】
- イベントだから美味しいものを楽しみたいから
- イベント中心日の元日に百貨店は閉店しているので、買い忘れがあると困るから
1について、イベントが生み出す消費を、改めて実感しました。これだけの消費層出力があると、クリスマス・バレンタインなどイベントを売りにつなげようと考えるのは、当然ですね。今さら感がありますが、イベント時こそ売り込む時であり、それ以外の時は少々力を抜いてもいいかもしれません。イベントが消費を生み出すのは、コト消費だからに他なりません。単にモノを食べるよりも、誰かと何かのイベントで食べることの方に高い価値を置く人は多いのでしょう。小売以外の業界も、イベントに絡めた売り込みは、是非ともやるべきでしょうね。
2について、これは個人的なことでもあるのですが、家族が集まる元日に食べるモノが不足する事態は、どうしても避けなければなりません。一方で、その大事な日に百貨店はお休み。ならば、大晦日に余分目に買っておいた方が無難になります。この「余分目」が、通常の週末・連休以上の混み合いを作っているのではないでしょうか。
通常、店舗を休むと、売上はその分減ります。しかし、店舗が休むからこそ生まれる売上もあるのではないでしょうか。大晦日に人で混み合うデパ地下は、このパターンでしょう。店舗側も、閉店日があるからこそ、閉店日前には売らなければならないと余計に考えるものです。来店客側・店舗側双方が買う気分・売る気分を高めているからこそ、あの活気は生まれるのではないでしょうか。
このように考えると、
[1]イベントに絡めた販促強化
[2]あえて閉店日を作る
という売上拡大策は、効果がありそうです。1はもう当たり前のような方法ですが、2は意外感のある新しい方法かもしれません。
☆今日のまとめ☆
大晦日の来店客で混み合うデパ地下を見て感じたことは、イベントの消費創出力の高さと、閉店日が生み出す余分の購入である。
イベントに絡めた販促強化と、あえて閉店日を作り出すことは、売上拡大に効果があるのではないか。
WSJを読むには、基本的な英単語を知っていなければなりません
- 今日のこぼれ話☆
あけましておめでとうございます。
今年の元日と2日は、例年とは異なりイレギュラーに過ごしました。
その分、少し太ったかもしれません。(笑)
それにしても、美味しいものを腹いっぱい食べられるということは、幸せなことです。