小資本で参入しやすいビジネスモデルとは?

今日、日経ビジネスオンラインで見つけたのが、こちらの記事。



最後に“穏やかに”笑うのはメーカーだ

日本電産創業者の永守氏の次男が、製造業に特化したビジネスで創業したという。


そのビジネスとは、

◎製造業のポータルサイト。


このサービスが提供する便益とは、

◎製造企業に

◎自社の技術や製品を売り込んだり、人材を募集したりすることをサポートする

ということ。


簡単に言えば、

◎B2Bのマッチング

◎求人企業と求職者のマッチング

ということになる。


面白いのは、国内でのマッチングだけを目指しているのではなく、海外に目を向けている点。


すでに、シエラレオネとアフガニスタンがこのサービスを利用しているというから、かなりインターナショナルだ。


マッチングビジネスは、いかに広いネットワークを築くかが、その成否を分ける。


ネットワーク構築には何かモノを作ったりする必要がないために、初期投資は小さくて済み、資本力に劣る小さな会社でも大資本と互角に戦える。


ましてや、創業間もない企業にとっては、大変参入しやすいビジネスだと言える。


さらに、このマッチングビジネスには、経営資源を持たない企業にとっての強みがある。


それは、

◎しがらみがない

ということ。


しがらみとは、これまでの取引先との関係や既存事業のビジネスモデル。


大手企業が、環境変化に機敏に対応できないのは、

◎対応することによって、現在稼いでいるビジネスに悪影響を及ぼす可能性があるから。

◎惰性が働き、これまでの成功体験を繰り返す方がコスト・リスクとも低いから。

という理由から。


この事例として、薄型テレビ参入に出遅れたソニーが挙げられるだろうか。


また、今週の日経ビジネスで特集として取り上げられている百貨店も、消費者の嗜好の変化に対応できなかった好例だろう。


小資本で参入しやすいマッチングビジネスであるが、盲点がないわけではない。


それは、

◎ネットワークが大きくなければ、利用価値がない

ということだ。


今回取り上げた永守智博氏のポータルサイトMakers-INも、掲載してくれる製造企業が集まらなければ、利用する意味はほとんどなくなる。


掲載企業を増やす必要があるからこそ、掲載費を無料にせざるを得ない。

※企業情報のみは無料で掲載できる。


収益は、商品・技術のPRや人材募集内容の掲載を行う企業から徴収する会費を見込んでいる。


サイトを見てみると、2/15から新着企業・技術・商品情報がないのが、気になる。


いかに早く掲載企業を増やすかが、このマッチングビジネスの成否を決定付けるだろう。


今後とも、Makers-INに注目したい。


XlAKccvC



☆ 今日のま とめ☆

創業間もない企業や資本力に劣る企業にとっては、マッチングビジネスは参入しやすいビジネスモデルだろう。

それは、既存の大手企業ほど、いろんなしがらみから参入しにくいから。

ただ、いかに早く会員企業を集めるかが、そのサービスの成否を決定付ける。

☆2/2 23の目標☆

1 プライベートブログの更新 ◯
2 午前6時起床 ×
3 毎朝、鏡の前で笑顔の練習 ×
4 腕立て・腹筋を各30回 ×
5 部屋・事務所などの掃除をする ×
6 手帳に今日の反省の明日の希望を書く。◯
7 AFPの勉強をする ◯
8 読書(書籍・雑誌)をする ◯
9 毎朝、ツイッターでつぶやく ×

(今 日のこぼれ話)

永守氏の集客方法も大変参考になります。

私も真似しようと思うほど。

次回以降に、紹介したいと思います。

ヤフオク出品リスト

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(イ ンフォ 麺ション)⇒昨日の訪問者は30人でした。↑

麺(めん)の口コミ・価格情報・データベース  「インフォ麺ション」


☆今日の言葉☆

「経営には、勇気が必要である。その勇気は、
何が正しいかというところから生まれてくる。」

(松下 幸之助 )

小資本で参入しやすいビジネスモデルとは?” に対して2件のコメントがあります。

  1. 近藤明弘 より:

    いつも本当に勉強させていただいております。
    なぜなら、ビジネスのヒントがたくさん書かれており、これだけの記事をお書きになられる高尾様を
    一読者として本当に尊敬しております。

    いつも購読させていただいているお礼と兼ねて
    今回メールさせていただきましたのは、こちらの記事に関して
    どうしてもどうしても教えていただきたく恐縮ながらメールさせていただきました。

    小資本で参入しやすいビジネスモデルとは?2010/2/25
    http://ryotarotakao.com/archives/139/ 
    に執筆されていらっしゃいます。この記事の下のほうに

    —————————————————–
    (今 日のこぼれ話)

    永守氏の集客方法も大変参考になります。

    私も真似しようと思うほど。

    次回以降に、紹介したいと思います。
    ——————————————————

    と追伸がございます。この部分の永守氏の集客方法が記載された
    記事をどうしても読みたく探しているのですが探せませんでした。

    もしよろしければ、当維記事のURLを教えていただけれないでしょうか?
    お手数ではございますが、心よりご返信をお待ち申し上げます。

    また、楽しくこれからも記事を読ませてください!

    近藤

    1. ryotarotakao より:

      近藤様

      コメントありがとうございます。
      読者の方から返信があると、とてもやりがいを感じます。

      永守さんによるMakers-INの集客についての記事ですが、実は執筆しておりません。
      誠に申し訳ございません。

      ちなみに、永守さんが行った集客策は、

      見込み客1300社の社長に手書きハガキを送った

      というもの。
      誰にでもできることですが、なかなか真似できないものです。
      しんどいし、恥ずかしさも出てきますから。
      ちなみに、手書きハガキ集客策については、日経ビジネスオンラインの記事に記載されてありました。
      是非、参考にしてください。

      ご意見、ご批判等、これからもいただければ、幸いです。
      これからもよろしくお願いいたします。

      高尾亮太朗

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