サッポロとロイズのショコラブルーワリー、利用シーンと売れ行きの関係とは?
バレンタインシーズンに販売されていたショコラブルワリー(Chocolat Brewery)。こちらは、サッポロビールとロイズコンフェクトが共同開発した発泡酒。ロイズコンフェクトとは、北海道発祥のチョコレートメーカー。
残念ながら、バレンタインデーに飲む機会が無く、飲む機会がなかなか見付けられずにズルズル来てしまいました。結局、飲んだのはゴールデンウィーク。
なぜ、このようなことになったのか考えてみたところ、
飲むシチュエーションがなかなか思いつかなかった
ということが一番の原因だと思います。チョコレートメーカーと一緒に作ったビール(正確には発泡酒ですが)なので、チョコレートの味がすることは容易に想像が付きます。商品パッケージには、甘さよりも苦さの方が☆の数が多いので、ビターチョコレート味でしょうか。そうは言うものの、チョコレートなのは確か。だから、どうしても料理と一緒に飲む気にはなれなかったのです。パッケージには、
「食後のくつろぎタイムはもちろん、ビーフシチューなどのお肉料理にも合わせてお楽しみいただけます」
と書かれてありますが、食後にビールを飲む習慣はないですし、お肉料理とチョコレートもなんだか違和感があります。
この体験から、
利用シーンが思い浮かぶということは、消費に大きな影響を与えるということ
を、改めて認識しました。私なりに考えてみると、
スイーツと一緒に楽しむ
というのが一番しっくり来るシチュエーションのような気がします。商品自体は、ほろ苦いチョコレートの味がして、大変完成度が高いと感じました。(さすが、麦とホップのサッポロビールさん!)ただ、飲むシーンがなかなか思い浮かばない。パッケージに書くスペースがないなら、ウェブに誘導してサイト上で伝えるのも一つの方法です。バレンタイン商戦後スーパーで安売りされていたので、思ったほど売れなかったのではないでしょうか。
商品(特に食品)は、使ってこそその価値がわかるもの。(コレクター商品は除きますが)利用シーンが容易に思い浮かぶ、思い浮かばなければ利用シーンを消費者に伝えることは、商品の価値を本当にわかってもらうために、大変重要なことのように思えます。そして、価値がわかるかどうかは、売れ行きにつながります。
☆今日のまとめ☆
サッポロとロイスのショコレブルワリーは、いつ飲んだらいいのかが今ひとつピンと来なかった。
それが、売れ行きに悪影響を与えたかもしれない。
利用シーンが思い浮かぶ、さもなければ利用シーンを消費者に伝えることは、商品の価値をわかってもらうために、大変重要だろう。そして、それは売れ行きにつながる。
☆今日のこぼれ話☆
ショコラブルワリーは、予想以上に美味しかったです。
当初は、興味本位に買ってみたものの、チョコレートとビールという組み合わせに、夕食時に飲もうという気が起こりませんでした。
この商品でもう一つ提案するならば、別の販売チャネルで売った方が、売れたかもしれません。
スーパーですと、消費者は価格に敏感ですし、よくわからない商品には失敗を恐れてなかなか手を出しませんので。
プラザ(昔のソニープラザ)やカルディファームなどの、変わった商品をメインに販売しているお店ならば、少し高くても試しに買ってみようと思う消費者は多いのではないでしょうか。
販売店によって、消費者が求めるものは違いますよね。(販売ルートを変えると、販売数量も違ってくるので、価格設定を見直さざるをえませんが。)
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→☓
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→◯
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯
◎部屋や家の掃除をする→☓