レストランのソーシャルメディア活用

(from Flickr

◎本日のニュース

1)見出し
Foodies: Twitter a “Time Suck” But Valuable

【出典】http://goo.gl/UajL7

2)要約
ソーシャルメディアと飲食店との相性はいいように思えるが、
レストラン経営者の意見を聞いてみると、実際は異なる。

ニューヨークで開かれたソーシャルメディアと
レストランに関するパネルディスカッションにて、
レストラン経営者の本音を聞くことができた。
その本音とは、ソーシャルメディアには
あまり乗り気ではないという、消極的な意見。

その一番大きな理由は、ソーシャルメディアへの投稿は
新たな負担になるから、というもの。
定期的に投稿しなければならないし、
顧客からの質問・コメントに回答する義務も生じる。

また、フェースブックなどで述べられた
自社への批判的な意見が永久に残る、
ということもソーシャルメディアに積極的になれない理由として
挙げられる。

一方、従来の広告とは違い、
顧客との対話がしやすくなったという点は、
ソーシャルメディアの大きな利点として捉えられている。

3)キーとなる英文
several entrepreneurs admitted holding off as long as
they could before embracing social media.

4)キーとなる英文の和訳
何人かの起業家は、できるだけソーシャルメディアを
使わないでいたことを認めた。

5)気になる単語・表現
hold off        自動詞句    離れている、延ばす
admit   他動詞     ~を認める
embrace 他動詞     ~に喜んで応じる、~を採用する

6)今日のヒント
このディスカッションは、
ニューヨークマガジンとアメリカン・エキスプレスオープン
(AMEXの法人カード)が主催したもので、
パネルディスカッションには3人のレストラン経営者と
1人のグルメ通販サイト編集者が参加している。
たった3人のレストラン経営者の意見なので、
これがレストラン業界全体に当てはまるとは言えない。

ただ、実際にレストランを運営している人から見ると、
ソーシャルメディアは面倒なものであるかもしれない。
その一番の理由は、
顧客とのコミュニケーションするという義務が生じる
点にあるだろう。従来は、広告を掲載することによって、
コミュニケーションが生じていた。
つまり、企業側の意志でコミュニケーションを
始めることができたのだ。
一方、ソーシャルメディアの場合、
その双方向という特徴から、
顧客から急に話しかけられるかもしれない。
(もちろん、ネットを介した文章で。)
企業が忙しいかどうかお構い無く、
そのコミュニケーションは始められる。
そして、そのコミュニケーションに対して、
回答する義務が発生する。
何かしら回答しなければ、
顧客はサービス精神が不足した企業という
レッテルを貼るだろう。
この「いつコミュニケーションが始まるかもしれない」

という無計画さと、
「始められたコミュニケーションには参加しなければならない」
という強制が、企業にとっては負担になる。また、
無料ゆえに自発的に情報発信しなければならない
という点も、企業にとっては負担に感じるかもしれない。
広告の場合は、広告代理店が営業を掛けてきて、
出稿する場合が多いだろう。
定期的な広告出稿なら、
締切り前に代理店から出稿要請の電話が来るかもしれない。
つまり、広告は、他の企業から依頼・要請される形で、
行われる。一方、ソーシャルメディアは、
その利用料が通常無料なので、
自発的に始めることになる。自発的に始めたことを続けるのは、
大きな負担になる。
Twitterで定期的に投稿すると決めたとしても、
ネタがなければつぶやくのが苦痛になる。
ツイートしてそれがすぐに売上につながれば、
インセンティブになるが、売上になるまでには時間がかかる。
この間継続することが、大変難しいのである。

レストランは営業時間が長く、
経営者は、開店前や閉店後に営業準備やメニュー開発、
その他経営活動に勤しむことになる。
このようなタイムスケジュールで、
ソーシャルメディアへ投稿する時間がないというのが、
現実だろう。

このように、レストランを運営する上にソーシャルメディアを使うのは、
いくら無料とは言え大きな負担になるのは事実である。
しかし、逆に言えば、この負担を軽減するサービスがあれば、
レストラン経営者に受け入れられる可能性は高いだろう。
記事では、
1.iPhoneの登場によって、
ソーシャルメディアへの投稿への負担が軽減された。
(レストランオーナーの意見)
2.AMEXが無料で提供するユアバズ(YourBuzz)など、
主要なソーシャルメディアを管理できるソフトは、
負担を軽減する。
と述べられている。

ソーシャルメディアが、
顧客との距離を縮めたのは事実である。
顧客とのコミュニケーションが密になれば、
来店につながり売上が増加する。
ソーシャルメディアを使った方が利益につながることは明らかだが
時間というコストがかかりレストランにとっては負担になる。
その負担のために、提供するメニューやサービスの質が
下がれば本末転倒である。
負担を和らげるサービス(ソフトや機器など)へのニーズは
高いだろう。

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《今回のヒントのまとめ》

1)ニューヨークで行われたレストランと
ソーシャルメディアに関するパネルディスカッションで、
レストラン側からソーシャルメディアへの消極的な意見が出た。

2)その理由は、定期的な投稿や
ユーザーへの回答などに時間がかかり、
新たな負担になるからである。
また、否定的な意見が永久に残ることへの懸念もある。

3)これは、ソーシャルメディアの特徴に起因する。
その特徴は二つあり、一つは
「コミュニケーションに参加する義務がある。」
という点である。
いつ来るかわからないユーザーからの質問・コメントに、
必ず回答しなければならない。

4)もう一つは、無料ゆえに
「自発的にコミュニケーションを行わなければならない」点である。
出稿依頼や要請が来る広告とは違い、
自社が決めたペースで投稿しなければならない。
強制力のないことを自発的に継続するのは、
大きな負担である。

5)しかし逆に考えれば、
時間的に余裕のないレストラン運営者の負担を和らげる
サービスやら機器やらを提供すれば、受け入れられる可能性は高い。
ソーシャルメディアが顧客との距離を縮めることには、
異論がないからである。

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