ケーズデンキでわかった、リアル店舗がネット通販に勝てる理由。

ケーズデンキの延長保証

本日、ケーズデンキでプリンターを購入しました。キヤノンのMP610という名機が壊れたからです。名機と言う言葉を使うのは、性能・ランニングコストに優れているから。残念ながら、今販売されている大手2社のプリンターは、性能はそこそこいいものの、私が一番重視するランニングコストが高く、新しく買おうという気が起こりませんでした。その結果、選んだのはブラザー。

 

これまでデジタル家電は、ほぼすべてネットで買っていました。ネット通販で買う方が、安いし、しかも買い物に掛かる時間を相当減らすことができます。電車に乗って、街の中に出かける必要がないのですから。さらに、買う前には必ずカカクコムで、買うかもしれない機種の評価・コメントを見るようにしています。だから、ネットで選んで、わざわざリアル店舗に買い物に出かける気がしません。ネットで選んだのだから、買うのもネットの方がとても楽チン。家まで運んでくれるのも、通販の大きなメリットです。

 

にもかかわらず、今回ケーズデンキを選んだのは、

 

長期保証が付けられる

 

から。

 

プリンターにはこれまでいろいろ悩まされました。だいたい、2年後あたりから壊れ出します。メーカーに電話すると、結局修理が必要になり、1万円~1万5千円ほどかかることになります。それほどの金額を負担すれば、新しい機種を買うことが出来ます。そのため、これまでは新しい機種を買っていました。プリンター本体の価格が、15000円ほどの機種をこれまで買っていたので、1年あたり本体だけで7500円ほどかかることになります。これにインクコストがかかるのですから、プリンターを買って使うことは高いコストがかかることになります。

 

このコストを下げるには、プリンターの稼働期間を長くするかインクコストを下げる必要があります。インクコストを下げるには、インクコストの低いプリンターを選べばよいことになります。稼働期間を長くするには、保証期間を延長すればいいのです。そこで、長期保証が効き、しかも保証期間内の修理費がほとんどかからないお店を調べたところ、ケーズデンキがその候補に挙がりました。ちなみに、ケーズデンキでプリンターに長期保証をつけるには、本体価格の5%を余分に支払う必要があります。また、保証期間は3年間。15000円のプリンターを買ったとして、750円を余分に負担すれば3年間稼働することが確実になります。1年あたりの本体コストは、5250円となり大きなコストダウンになります。

 

家電を購入するということは、その家電を使うことでもあります。この購入と使用に掛かるコストは、本体の価格・ランニングコスト・使用可能期間によって決まります。だから、本当に低いコストで家電を購入しようと思えば、本体価格だけに目を奪われるのではなく、そのランニングコストや保証期間も考慮に入れる必要があるのです。これは、家電に限ったことではありません。すべてのモノは、その使用を前提として購入されます。だから、モノの価格だけでなく、使用に掛かるコストも考える必要があるのです。モノの価格だけなら、家賃や人件費の低い通販(特にネット通販)が、リアル店舗よりも低く設定することができます。しかし、使用に掛かるコストは、どのようなアフターサービスを提供できるかで決まります。今回のケーズデンキは、長期保証というアフターサービスによって、使用に掛かるコストを下げようとしています。

 

このように、使用に掛かるコストを下げることによって、リアル店舗がネット通販に勝てるのですが、これはリアル店舗同士の競争でも当てはまります。例えば、単独店の小売店が、チェーンのディスカウント店に勝つ方法として、単にモノを販売するだけでなく、そのモノの使い方を教えるサービスを提供することを挙げられるかもしれません。消費者は、そのモノのいろんな使い方を知ることによって、そのモノの活用機会を増やすことができます。その結果、たとえそのモノの本体価格が高くとも、1回あたりの利用にかかるコストは低く抑えられます。

 

モノの利用方法などは、ネットで調べればタダかもしれませんが、実はネットで調べるにも時間というコストがかかります。特に、時間コストの高い「忙しい」人にとっては、ネットで調べる時間を他に使う方がより有意義と思えるでしょう。時短というニーズは、リアル店舗にとって追い風かもしれません。(もちろん、店舗に行く時間がかかりますが。)

 

☆今日のまとめ☆

モノそのものの価格だけ見れば、家賃や人件費の低いネット通販の方がリアル店舗よりも優れているかもしれない。

ただし、モノは買った後に必ず使うので、使用に掛かるコストも発生する。

リアル店舗がこの使用に掛かるコストを下げるサービスを提供できれば、ネット通販で買うよりも結局安くつく。

特に、時間コストの高い人にとっては、時間を使って自分で調べるよりも、その道のプロに使用法を教わる方が、メリットは大きい。

このように考えると、時短ニーズは、リアル店舗にとって追い風かもしれない。

 

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☆今日のこぼれ話☆

ケーズデンキを選んだもう一つの理由は、そのサービスの良さ。

家電量販店の中で、笑顔で接客しているお店はケーズだけだと思います。

今日も大変気持ちのいい買い物ができました。

今週の日経ビジネスのアフターサービスランキングでも、家電量販店部門で第一位に輝いていました。

ケーズデンキさん、ありがとうございました。

また、三年の保証期間中もよろしくお願いします。

 

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→☓

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯

◎腕立て・腹筋30回→☓

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯

◎部屋や家の掃除をする→☓

 

ケーズデンキでわかった、リアル店舗がネット通販に勝てる理由。” に対して1件のコメントがあります。

  1. リク より:

    長期保証が有っても消耗品(プリンターヘッドなど)は保証外ですよ。

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