エキマルシェ大阪

 

※  「アメリカ経済事情」に関しては、サイト「ウォール・ストリート・ジャーナルから見た起業のヒント」にて更新しております。今後、ryotarotakao.comでは、メルマガには掲載しない内容を執筆する予定です。

 

先日、阪急うめだ本店に行った際に、JR大阪駅にあるエキマルシェ大阪にも足を運びました。エキマルシェについては、日経新聞か何かの記事で知っていたのですが、すっかり忘れていました。たまたま、大丸に行こうとJR大阪駅中央口付近を通っていると、看板を発見。人の流れに乗って、エキマルシェに足を踏み入れました。

 

エキマルシェは、私にとってかなり衝撃的でした。これについては、また別の機会にお伝えしたいと思います。改装した阪急の印象が薄れるほど、私にとっては記憶に残った初エキマルシェでした。

 

エキマルシェを簡単に表現すると、デパ地下ならぬエキチカ。デパ地下を凝縮して、駅地下に作ったショッピングゾーンです。(食以外の雑貨・アパレルもあります)もちろん、主体は食。そこで、エキマルシェとデパ地下との違いを考えてみました。

 

【エキマルシェとデパ地下の違い】

[販売手法]エキマルシェは原則セルフサービス、デパ地下は原則対面サービス。

[閉店時間]エキマルシェは原則22時まで、デパ地下はだいたい21時まで。

[立地]エキマルシェはJR大阪駅中央口の地下、デパ地下は駅近くの百貨店地下。

 

販売手法に関して、エキマルシェの惣菜は、基本的には既にパック詰されています。よって、来店客が商品を選び、店員と接するのは決済時のみです。(各店ごとのレジで、店員さんは必ずいるので、接客を受けることもできます。)一方、デパ地下は、欲しい商品を店員さんに頼んで、パックに詰めてもらうタイプ。買いやすさで言えば、エキマルシェに軍配が上がります。また、商品について質問があれば、近くの店員に聞けばいいので、対面サービスの良さも味わえます。

 

閉店時間の差は、大きいのではないでしょうか。22時まで開いているので、エキマルシェは通勤客をターゲットにできます。もしかしたら、「周辺の百貨店従業員がエキマルシェで夜ご飯を買って帰る」というパターンが、多いかもしれません。JR大阪駅周辺は、今後さらに開発が進み、オフィスが増えることを考えると、通勤客の利用はさらに増えることでしょう。ショッピングセンターや百貨店が苦手とする平日の売上を確保できる、というメリットがあります。一方のデパ地下に関して、JR大阪三越伊勢丹のデパ地下は20時半に閉店するのですが、この早い閉店時間も集客に悪影響を及ぼしているのかもしれません。エキマルシェができたこともあり、営業時間を22時まで伸ばせば、業績が大きく変わる可能性も否定できませんね。

 

立地に関して、エキマルシェは交通量の多い場所にあるため、平日は通勤客、週末はレジャー客・旅行客の集客が見込みます。エキマルシェの地図を見ると、御堂筋口や桜橋口からも入店できるので、JR大阪駅の利用客すべてを集客することができます。この集客力は凄まじい大きさでしょう。一方のデパ地下は、大阪・梅田駅近くにあるとはいえ、少し歩かなければなりません。旅行客の利用は少ないかと思います。

 

このように考えると、エキマルシェの強みは、次のようにまとめられるかと思います。

 

【エキマルシェ大阪の強み】

◯集客力の強さ

◯営業時間の長さ

◯買い物の気軽さ

 

特に大きいのは、営業時間の長さ。これにより、これまでデパ地下の閉店時間に合わせて買い物をしていたという消費行動が、大きく変わるかもしれません。その結果、デパ地下の集客が弱まり、売上が下がる懸念があります。その対応策として、

 

閉店間際の値引き販売開始時刻の前倒し

値引き率の拡大

 

が起こるかもしれません。先日のJR大阪三越伊勢丹のデパ地下における半額乱発も、エキマルシェ対策として行われたと考えられなくはありません。

 

☆今日のまとめ☆

エキマルシェの一番の強みは、営業時間の長さではないか。

これにより、周辺デパ地下は、値引き販売開始時刻の前倒し、値引き率の拡大を余儀なくされるかもしれない。

 

 

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☆  今日のこぼれ話☆

エキマルシェ、本当に楽しかったです。

似ているのが、JR東京駅のグランスタでしょうか。

ただ、グランスタよりも庶民的です。

 

 

☆アニキ金本知憲の言葉☆

「ただ、いくら飲んでいるときでも、頭のどこかには『自分は野球選手である』という自覚はある。だから、『明日も試合があるから支障をきたさない程度にしよう』と考えるし、どんなに飲んだときでも睡眠時間は確保するようにしている。」(『覚悟のすすめ』より)

※『覚悟のすすめ』は、自分に弱い気持ちが出てきた時に、大きな力を与えてくれる本です。努力して結果を残した金本だからこそ、その言葉には重みがあります。