日本のワイン通販サイトの特徴,そして海外との比較
(from flickr)
最近、ワインの通販サイトを見ることが多いのですが、そこで気づいたことがあります。それは、
- 上から目線のお店が多い。(「このワインのコスパ最高!買ってください!」)
- 専門家の評価を大々的に訴えるお店が多い。(「パーカーポイント◯◯点!」)
- マスコミでの露出を声高々に叫ぶお店が多い。(「某情報番組で紹介されました!」)
ということです。
これが悪いというのではないですが、
ワインを買いたいという消費者ニーズを満たす
ことになるのかは、甚だ疑問。
このような販売方法を取るお店が多い理由は、恐らく
このようは売り方をしたところ、売れたから。
でしょう。過去の成功体験を、大部分のワインショップが共有しているように思えます。
小売店の本来あるべき姿は、
お客さんが探しているもの・好みそうなものを提案して、買っていただく。
ことにあると、私は思います。ならば、
お客さんが探しているワインを提案する。
お客さんが好みそうなワインを提案する。
ことは、ワインショップに欠かせない行動になります。しかし、それがないのが現実。
また、上から目線の売り方にも、とても違和感を覚えます。「売り場でのPOPだからいいのでは?」という意見もありますが、この上から目線のコピーは、
ワインをよく知っている人→押し付けられているみたいで嫌
ワインをよく知らない人→売り込み臭を感じて嫌
という反応を招くかもしれません。
上から目線のお店を見ると、
上から目線で話すお店=ワインの知識を持っている売り手
上から目線のPOPを見るお客さん=ワインの知識を持っていない買い手
という構図を感じ、ワイン業界というのは情報格差が存在していることを感じます。この情報格差を狭められるサービスがあれば、ワインを飲みたいと思う人がワインを買うようになり、ワインの需要が伸びるように思えます。
ちなみに、海外のワイン通販サイト(英語版googleで”wine shopping”で検索)を見たところ、日本のような大きな文字や画像を使った売り込み臭の強いページはほとんど見当たりませんでした。どちらかというと、スペックとお店のコメントを消費者に伝えるだけで、シンプルなサイト=買いやすいサイトを目指しているように思えました。どちらがいいというわけではありません。両者を比較すると、
日本のワイン通販サイトの良さ=賑やかそう
海外のワイン通販サイトの良さ=買い物時間を節約できる
日本のワイン通販サイトの悪さ=広告の羅列で売り込み臭が強い
海外のワイン通販サイトの悪さ=情報が少なく楽しめない
となるでしょうか。今後、ワインを飲むことが慣れた消費者が多くなると、海外型のサイトへの支持が高まるように思えます。
☆今日のまとめ☆
日本のワイン通販サイトの特徴は、「上から目線」「評論家頼り」「マスコミ頼り」だろうか。
消費者ニーズを捉えた提案をしているとは言いがたい。
ワインにあまり詳しくない人にとっては、その賑やかさゆえ楽しいかもしれないが、売り込み臭を感じて嫌気が刺すこともあるだろう。
一方、海外のワイン通販サイトは、スペックを伝えることに重点を置き、シンプルで買いやすいサイトと言える。
今後、ワインに馴染んだ消費者が増えると、海外型のサイトの方がウケるかもしれない。
☆ 昨日のこぼれ話☆
昨日は、六甲アイランドサマーイブニングカーニバルでした。
ただ、あいにくの雨。
雨が小ぶりになって行ったところ、意外に人で賑わっていました。
地元のお店とともに、ひるぜん焼きそばや韓国料理など多様なグルメも満載で、グルメ好きな人はとても楽しめる祭りだったと思います。
盆踊りは、家に帰った頃に行われていたようで、参加できず残念。
来年こそは。(笑)
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→☓
◎毎日情報を発信する→☓
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯
◎腕立て・腹筋30回→☓
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓
◎部屋や家の掃除をする→☓