84%割引でも躊躇するGAPと40%割引で衝動買いするバーニーズニューヨーク、その違いはなぜ?

GAPとバーニーズニューヨーク

 

昨日、神戸・三ノ宮に買い物に行きました。特に買うものがあったわけではなく、どちらかというと家族の買い物に付いていったという感じです。もちろん、街を歩きながら、消費行動や売れ行きをいろいろ観察しました。

 

まず、寄ったお店が、センター街のGAP。普段羽織るジャンパーでいいのがあれば、買うためにお店に入りました。もちろん、セール品狙い。普段自転車に乗る時に来たり、ちょっと近く(六甲アイランド内)をぶらり歩く時用の服です。二階に足を運ぶと、グレーのジャンパーで、サイズはXS、そこそこ暖かそうな商品を見つけました。

 

そして、値札を見ると、びっくり。なんと、定価19800円の商品が、3990円に値下げされていました。よくみると、何度か段階的に値下げした様子。しかも、最後の一着かと思いきや、下のハンガーに5,6着掛かっていたので、売り切るのに大変苦労しているようでした。

 

一度試着してそこそこよかったのですが、なぜか納得できず、同じデザインでネイビー色を試着。何度か交互に試着していると、目に飛び込んできたサインがありました。それは、「全品20%オフ」と赤字で書かれたもの。この商品に当てはめると、3200円弱で購入できることになります。2万円近くの商品が3200円近くまで値下がりしているわけで、割引率約84%。冷静に考えて、クリーニングに出すのがもったいなくなるほどの低価格です。しかし、なぜかすんなり買う気になれないのです。その理由を考えてみると、

 

  • まだたくさんあるから、更に値下がりするのではないか。

 

という思考が働いたからです。あと5,6着あり、今84%割引されているということは、もう少し待てば2000円程度まで下がるかもしれません。今すぐ必要かと言えば、そうではありません。なら、今買う必要はなく、もう少し待てばいいのではないか、と。

 

GAPでジャンパーを購入後、元町のバーニーズニューヨークに行きました。バーニーズは、低価格のGAPとは違い、高価格アパレルショップ。今回の目的は、何か購入することではなく、ウィンドウショッピング。ただ、お店の中を見ると、セールの札の付いた商品がパラパラ。本格的なバーゲンは終わったようですが、少し売れ残りがあるように思えました。

 

お店を出る時でしょうか、ふと目が止まったのが、ウール素材の薄手のマフラー。スカーフという言う方がいいかもしれません。薄いベージュ色が少し入った春にも使える商品。色使いがとても綺麗で、こんな色合いのマフラーを見たことはありません。そして、値札を見ると、定価9800円が5880円に割引されていました。約40%の割引です。店頭にあるのは、展示品ともう一つのみ。他のマフラーを見ましたが、みんなそこそこおしゃれなのですが、心を動かされるモノではありません。気がつけば、レジにそのマフラーを持って行っていました。試着すらせずに。もちろん、マフラーを買うつもりでバーニーズに来たわけではありません。まさに、衝動買いです。そこで、衝動買いが起こった理由を考えてみました。

 

  • 気に入った上に、もう二度とこのような綺麗な色合いのマフラーと出会えないのではないか。

 

という思考が働いたからこそ、衝動買いをしてしまったのです。

 

GAPとバーニーズでの購買活動の違いをまとめると、

  1. GAP→84%も割引されていたのに、買うまでに大いに迷ってしまった。
  2. バーニーズ→割引率はそれほど大きく無かったにもかかわらず、試着すらせず衝動買いしてしまった。

になります。そして、そのような違いをもたらした原因は、

  1. GAP→在庫がたくさんあり、価格がまだ下がるかもしれないと思えたから。
  2. バーニーズ→在庫がほとんどなく、もう二度と出会えないと思えたから。

です。ビジネスモデルに違いがあるとはいえ、在庫数・デザイン・値下げ頻度の違いにより、ここまで違いが出るとは驚きです。特に、頻繁な値下げによるたたき売りは、販売にマイナスに働くだけでなく、ブランドイメージが傷つくことになりかねません。

 

☆今日のまとめ☆

GAPで84%も割引した商品を買うのに躊躇してしまうのは、在庫数が多く、値下げ頻度が多いので、さらなる値下げを期待してしまうから。

バーニーズで40%しか割引していない商品を衝動買いしてしまうのは、在庫数がほとんどなく、そのデザインに惚れてしまったから。

ビジネスモデルが違うとはいえ、頻繁な値下げによるたたき売りは、販売にマイナスに働き、ブランドイメージも傷つける。

 

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☆ 今日のこぼれ話☆

GAPの頻繁な経下げは、今に始まったことではありません。

通常、XSなどのサイズの小さな商品は、製造数が少ないため、セール品に回るのはほとんどないものです。

しかし、GAPにはそれが当てはまりません。

XSでもあれだけ在庫があるということは、限界費用がかなり小さいからでしょう。

2万円の商品を3000円で売っても、実は利益が出るのかもしれないですね。

 

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→☓

◎毎日情報を発信する→☓

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯

◎腕立て・腹筋30回→☓

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓

◎部屋や家の掃除をする→◯

 

 

 

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