USJとディズニーランドの違いを生み出すものとは?

先日USJに行ったのですが、そこで感じたことをここで書こうかと思います。それは、USJとディズニーランドの違い。

 

どちらも非日常を楽しむ場所ですが、その完成度が全く異なります。それはどちらも行った人ならわかるはず。(USJファンの方、ごめんなさい。)非日常を演出している点では、ディズニーランドの方がUSJを大きく上回っているのではないでしょうか。掃除のお兄さんにしても、USJよりもディズニーランドの方が、エンターテイメント性が高いと言えます。そして、一番の違いは、そのブランド力。「USJ(またはユニバーサルスタジオ)」と聞いても、映画に関係する企業というだけで、あまりピンときません。一方、「ディズニー」と聞けば、「ミッキーマウス」「ドナルドダッグ」「アラジン」などそのキャラクターが、どんどん頭に浮かぶのではないでしょうか。そのキャラクターの持つ世界観がディズニーにはあり、その世界観がディズニーランドで具現化され、入場すれば体験できるのです。

 

ただ、実際にUSJに行ってみると、その非日常な空間という点で、ディズニーランドとの決定的な違いに気づきました。それは、

 

USJでは、スポンサー企業名が大きく表示されている。

ディズニーランドでは、スポンサー企業名があまり大きく表示されていない。

 

という点です。

 

USJの入り口にあるパンフレットを見ると、その提携企業名を掲載したページがあります。さらに、提携企業がスポンサーとなったアトラクションには、その企業名が大きく表示されています。その表示されている場所は、アトラクション入り口(行列の後)や行列中に必ず目に入る壁など、そのアトラクションに入るお客さんなら、必ず目にする所です。さらに、入った後にそのスポンサー名をアナウンスするアトラクションもありました。ディズニーランドに似たパレードでは、何度も何度も「0123のアート引越センターの協賛です」とアナウンスされていました。

 

このような提携企業の告知があるせいで、非日常の空間が、一気に日常的な空間に戻ってしまいます。小さな子供なら、その企業名を知りませんが、中学生以上ならば「NTTdocomo」や「野村證券」「アート引越センター」などを聞けば、何となくどんな仕事をしているのかわかるかと思います。その段階で、日常ではありえない演出のスペースファンタジー・ザ・ライドやスパイダーマン、マジカル・スターライト・パレードなどに、少し現実が入り込んでしまいます。小さな点と言えばそうかもしれないですが、この小さな差が全体の完成度に大きな影響をもたらし、完成度の高いディズニーランドとの差を嫌でも感じてしまいます。

 

この違いを生み出すのは、もちろん収益力。USJがスポンサー企業名をアトラクションで大きく告知しなければならないのは、入場料・物販収益だけでは、USJという事業を成立させることができないからです。

 

☆今日のまとめ☆

非日常が楽しめるUSJとディズニーランドの大きな違いは、その完成度。

完成度の差が大きく出ているのは、スポンサー企業名をアトラクションで告知しているかどうか。

USJがスポンサー企業名を告知しているのは、収益力がディズニーランドほど強くないからである。

 

 

アメリカのビジネス最新事情メルマガ
今飲んでいるワインのこと知っていますか?

WSJメルマガからスピンアウトした英単語サイトです。
Twitterやっています
FaceBookはほぼ引退しました
Tumblr本格的に始めました

 

☆ 今日のこぼれ話☆

USJは、思った以上に混んでいました。

待ち時間は、どれもだいたい60分ほど。

こんなに待ったのは久しぶりです。

ただ、入場者の購買力の大きさにはびっくり。

使うところでは、どーんと使うんですね。

 

☆昨日の目標→その結果☆

◎朝6時に起きる→◯

◎毎日情報を発信する→☓

◎毎日仕事以外の人に話掛ける→◯

◎腕立て・腹筋30回→◯

◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→◯

◎部屋や家の掃除をする→☓

◎営業日誌を付ける→☓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です