メールBy Ian Broyles

 

◎本日のニュース

1)見出し
Stores Smarten Up Amid Spam Flood
【出典】
http://goo.gl/5agx8

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2)要約
アメリカの小売業界で、

通販サイトへ誘うDMメールを見直す企業が増えている。
メール送信数の削減や内容のカスタマイズにより、
開封率・クリック率・DM受信解除率の改善を目指す。小売企業がメール販促を改良する理由は、
ネット通販が実店舗の売上増加率の2倍以上で成長している一方で
フラッシュセールサイトや格安クーポンサイトとの競争が
激化しているからである。これまでは、DMメールを通販サイトでの売上を生み出す強力なツールとして、
送信数を最大化することが是とされていた。
しかし、大量のDMメールに興味を失った顧客がメールの開封や
クリックをしないばかりか、メール受信を解除することにより、
売上への寄与度が小さくなっている。

◎キーセンテンスとその翻訳
3)キーとなる英文
Amid signs that the sheer volume of email is starting to
turn customers off, some retailers have begun pulling back,
reducing their mailings and fine-tuning their marketing tactics.

4)キーとなる英文の和訳
莫大な量のメールが徐々に顧客をうんざりさせているようなので、
一部の小売企業は、メール数を減らすことやマーケティング戦術を
改良することで、メール販促を控え始めている。

5)気になる単語・表現
sheer volume of形容詞句膨大な量の
sheer形容詞まったくの、真の
turn off他動詞句~をうんざりさせる
pull back自動詞句後退する、手控える
fine-tune他動詞~に微調整を加える

andの前にカンマがないので、andが結ぶのはreducingと
fine-tuningであることがわかる。(pulling backはandで結ばれていない。)
よって、両者はpulling backを言い換えたもとの判断できる。

◎記事から読み取った今日のヒント
6)ビジネスのヒント
ネット通販を行う小売企業が採ったDMメールの改善策とは、
次の二つである。
1.送信数を削減
2.内容をカスタマイズ
これらの事例として紹介されているのは、以下の通り。
◯ニコールミラー社(Nicole Miller Inc.)→送信数の削減
(週三通を一通に変更)、内容のカスタマイズ
◯JCペニー社(J.C.Penney Co.)→送信数の削減
(一日一通を週三通に変更)
◯ゲームストップ社(Gamestop Corp.)→内容をカスタマイズ
(顧客を一般会員とロイヤリティ会員に二分化)
◯ニーマン・マーカス(Neiman Marcus)→内容をカスタマイズ
(ネット購入履歴・クレジットカードに紐付けた実店舗購入履歴・
自社サイトクッキーによって内容を変更)

そして、これらの対策による結果は、以下のようになったという。
◯ニコールミラー→メール受信解除率が下落、
開封率が15%から40%に上昇、メール由来の売上金額が10%から17%に上昇
◯ゲームストップ→ロイヤリティ会員のメール開封率が30%以上に改善
(一般会員の3倍以上)
◯ニーマン・マーカス→開封率・クリック率は10%上昇し20%

つまり、これらの小売企業は、従来採っていたメール送信数の
最大化という方法から、メール品質の最適化という方法に
変更することによって、メール販促の効果を上昇させたことになる。

従来、広告はその出現頻度が高まるほど、効果は高くなる。
(テレビCMが好例)それは、広告を見る時間・人数が多くなり、
認知度が高まるからである。認知度の高まりは、
売上増加に直結する。DMメールの場合も、
メールを読む時間・人数が増えることで、売上増加につながる。
さらに、例え開封されなくても、メールボックス内での出現は担保される。
よって、DMメールはその送信数を最大化すれば、効果は高まることになる。

しかしメールには、通常の広告と違い受信解除という選択肢がある。
受信者が読みたくないと判断したメールは、受信拒否することができる。
だから、送信数を最大化されたDMメールは、その量にうんざりした
顧客に受信拒否され、メールボックス内での出現もできなくなる。
よって、顧客に支持されるような送信頻度・内容に変える必要がある。
双方向性を持つメールだからこそ、受信者が好むような内容が求められる。

このように、小売企業がDMメールの送信方法を変えた理由は、
メールが双方向性を持っているからである。同じ事は、
フェースブックなどのSNSにも当てはまる。さらに、
ソーシャルな要素を持つサイトが多くなると、
露出の最大化が是とされたディスプレー広告や動画広告でも、
見る人が反応しやすい内容に変える必要が出てくるだろう。

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《今回のヒントのまとめ》
1)これまで送信数の最大化を目指したDMメールについて、
送信数の削減や内容のカスタマイズ化を行う米小売企業が増えている。

2)その理由は、膨大なDMメールにうんざりした顧客の開封率・
クリック率が減少し、さらにはメール受信解除率が上昇し、
効果が薄くなっているからである。

3)一般的に広告は、その露出が増えれば増えるほど、
認知度が高まり、その商品の売上は拡大する。従来のDMメールも、
同じ事が当てはまるだけでなく、開封されなくても
メールボックス内での露出を高めることができた。

4)その効果が減少したのは、メールが双方向性という特徴を
持つからである。双方向性ゆえに、不要なメールを拒否できる。

5)同じことは、フェースブックなどのSNSやソーシャル要素の
強い一般サイトでも当てはまる。露出よりも、
見る人が反応しやすい内容が重要になるだろう。

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今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
感謝・感謝・感謝です!