高野山パンフレット、無料配布パンフレットの効果とその問題点とは?
昨日に引き続き、高野山ショートトリップでの事柄。南海電車で高野山まで行ったのですが、高野山駅で高野山のパンフレットを頂きました。頂いたというよりも、無料設置してあるパンフレットを手に取ったという表現の方が、正しいかもしれません。
観光地に行った時、このような無料のパンフレットを必ずもらうようにしているのですが、旅程において大変役立ちます。
- 地図
- 公共交通機関の乗り方(時間、乗り場など)
- グルメ情報(名産料理と食べる場所)
- 観光地情報(入場料、営業時間など)
特に、4は民間のレストランや小売店が掲載されていることが多く、市販ガイドブックを持たずに観光地へ出かけ、この無料パンフレットを手に取った人は、掲載レストランや小売店に行く可能性はかなり高まるのではないでしょうか。そういう意味で、観光地の無料パンフレットは、
お店の集約策
になっています。高野山のパンフレットでも、
◯高野山般若湯
◯笹巻あんぷ
◯ごま豆腐
◯精進料理
◯みろく石
とそれを食べる(または購入できる)お店も紹介されていました。掲載されているお店にとって、このパンフレットはその集客にかなり効果を発揮していることでしょう。
ただ、問題点もありました。
- 臨時バスが運行されていることが記載されておらず、時間のロスが発生した
- 笹巻あんぷの本店が記載されておらず、間違えて営業の終わった掲載店に行った
個人的な出来事(特に2)にすぎないかもしれないですが、同じような経験をしている人も多いかと思います。
特に2については、掲載されている電話番号に電話して、営業時間と笹巻あんぷの在庫を確認しておきながら、掲載店を本店と誤解したために、結局笹巻あんぷを食べる機会を逃すことになりました。
なぜこのようなことが起きるのかについて、考えてみました。ずばり、
パンフレットを利用するシーンが考えられていない
からではないでしょうか。例えば、掲載されているレストランを見て、
◯何時まで営業しているのだろうか。
◯お目当ての料理は営業時間内に行けば、食べられるのか。
と疑問に思う人は、掲載されている電話番号に問い合わせることになります。つまり、掲載された電話番号は、
お店に質問があるシーン
で利用されることになります。逆に言えば、
お店に質問があるから、電話番号を掲載する必要が生じる
ということになります。ならば、
パンフレットに質問が起こりそうなことを予め記載しておく
ということをすれば、電話をする必要がなくなります。支店と本店の営業時間が異なるならば、その旨をパンフレットに掲載しておけばいいのです。
これは、
商品を利用者目線で作成・改善する
と同じこと。集客策として大きな効果を発揮する無料パンフレット。その効果をより高めるには、利用シーン・利用者目線で作成・改善する必要があります。さもなければ、今回の私のように、販売チャンスを逃すことになりかねません。
☆ 今日のまとめ☆
名物品の販売店などが掲載されている無料パンフレットは、掲載店にとって集客策の一つである。
特に、市販ガイドブックを持たない観光客にとって唯一無二の情報源となるため、無料パンフレット見た観光客は、掲載店に行く可能性は大きいだろう。
しかし、利用シーンや利用者目線で作成・改善しなければ、その効果が小さくなるどころか、販売チャンスを逃すことになりかねない。
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☆ 今日のこぼれ話☆
そろそろ花粉症も収まる時期なので、コンタクトレンズに戻しました。
しかし、まだまだコンタクトがずれますね。
メガネの心地よさを改めて実感しました。
今年は花粉の量は少ないものの、飛ぶ時期は長いのかもしれません。
☆昨日の目標→その結果☆
◎朝6時に起きる→☓
◎毎日情報を発信する→◯
◎毎日仕事以外の人に話掛ける→☓
◎腕立て・腹筋30回→☓
◎自宅のある12階まで歩いて登る、または自転車を30分以上漕ぐ→☓
◎部屋や家の掃除をする→◯
◎営業日誌を付ける→☓